2023年10月、「ギャラリーアートハウス」が銀座にオープンする。初展示企画は「春画」だ。同館は老舗劇場「シネスイッチ銀座」が立ち上げたギャラリーで、春画をモチーフにした2本の映画「春画先生」と「春の画 SHUNGA」の公開を記念して開催。おおらかな時代の空気感と、洒脱(しゃだつ)さやユーモアを兼ね備えた人気絵師たちの作品をたっぷり楽しめる貴重な機会となる。
監修は、東洋古美術の専門美術商「浦上蒼穹堂」の代表で、2013年に「ロンドン大英博物館」で行われた「春画展」のスポンサーを務めた浦上満。本展では、葛飾北斎の春画本「喜能会之故真通(きのえのこまつ)」をはじめ、喜多川歌麿、勝川春潮、歌川国芳、歌川国貞らが手がけた江戸時代の春画約50点が間近に鑑賞できる。
なお、作品保護のため会期の前後期で展示の入れ替えを予定。入場は18歳以上のみとなり、チケットは事前予約制だ。