小寺創太個展「調教都市」が曳舟のトークンアートセンター(Token Art Center)で開催。小寺は主体であるはずの作家(パフォーマー)の身体を展示し、空間の一部になりきる。そこに「いる」ことで、展覧会や演劇における秩序を攪拌(かくはん)させていく――。
「排除アート」から着想を得た『調教都市』では、自身の身体を展示物としてオブジェクト化し、台座に関する作品制作と発表を行う吉野俊太郎との共同制作を披露する。「排除アート」をSM器具に誤用し、展示物という名の「放置プレイ」を実践。鑑賞者という女王様を待つ。来場客をも取り込んだ内容を、ぜひご覧あれ。
※会期は土・日曜・祝日のみ開催