半世紀を超えて国内外で活躍している芸術家シュウゾウ・アヅチ・ガリバーの大型個展が横浜の「バンカート カイコ」と「バンカートステーション」の2館で同時開催中だ。作家は1960年代から文化芸術の第一線で表現を続けてきた日本を代表する現代美術家で、現在も現役で活動している。
近年海外での活動に注目が集まっており、2021年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)が彼の作品を収蔵、展示公開したことが話題を呼んだ。
その作品スタイルは映像作品、パフォーマンス、立体作品、ドローイングなど多岐にわたる。作家の死後、肉体を80の部位に分割し特定された80人の保管に委ねようとする代表作品の「Body Contract 肉体契約」(1973年制作)を始め、初期作品から最新作品まで約200点を展示している。
インパクトあるガリバー独特の世界に浸れる貴重な機会、芸術的感覚を触発されに訪れてみよう。