1. 泉屋博古館東京
    Photo: Noriko Ishimizu
  2. 泉屋博古館東京
    Photo: Noriko Ishimizu
  3. 泉屋博古館東京
    Photo: Genya Aoki
  4. 泉屋博古館東京
    Photo: Noriko IShimizu
  5. 泉屋博古館東京
    HARIO CAFE(Photo: Noriko Ishimizu)

泉屋博古館東京

  • アート
  • 六本木
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タイムアウトレビュー

※2022年3月18日リニューアルオープン

六本木1丁目、スウェーデン大使館そばにある美術館。住友家が蒐集した青銅器や鏡鑑、書や絵画などの美術品を保存、展示する美術館の分館として2002年に開館した。

2019年末から改修工事のため休館しており、2021年9月に完成。2021年4月には館名を泉屋博古館分館から泉屋博古館東京に変更。今回の改修ではミュージアムショップ、ガラスメーカーハリオ(HARIO)直営のカフェ、講堂を新設したほか、展示スペースを拡張。よりゆったりとした観賞が可能になった。

六本木という場所にいることを忘れてしまうほど、緑の綺麗な落ち着いた雰囲気の美術館だ。テーマ別の展覧会を年に4回開催している。

詳細

住所
東京都港区六本木1-5-1
Tokyo
アクセス
東京メトロ南北線『六本木一丁目』駅 徒歩3分

開催中

オタケ・インパクト ―越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム―

六本木の「泉屋博古館分館」で、 美術史からこぼれ落ちた規格外の日本画家・尾竹三兄弟を東京で初めて紹介する。重要作のほか、新出作品や未公開資料を通して既存の枠組みには収まりきらなかった、知られざる3人の全貌に迫る。 新潟県に生まれた尾竹越堂(おたけ・えつどう、1868〜1931年)、竹坡(ちくは、1878〜1936年)、国観 (こっかん、1880〜1945年)の兄弟は、明治に到来した展覧会システムを最大限に利用し、文部省美術展覧会をはじめとしたさまざまな展覧会で成功を収めた。しかし、実験的でラディカルな表現を試み、また時にエキセントリックな生き方を貫いた三兄弟は賛否両論の対象となり、美術史から外れていった。 彼らは従来のシステムに反発し、落選作を集めた展示の開催や、衆議院議員の総選挙に立候補するなど、美術行政制度の改革を社会へ主張していった。その後は展覧会から距離を置き、地元の注文に応じながら「東京都美術館」の設立でリーダーシップを発揮するなど、美術界の発展に力を尽くしている。 展覧会制度の光と影の中で、革新性と奔放な魅力にあふれた彼らの日本画。見逃さないでほしい。 ※11~18時(金曜は19時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は1,200円、学生800円、中学生以下無料
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