単なる視覚的な体験を超え、アーティストの思想や作品に込めた概念を深く探求できる場所を提供する「エススリーギャラリートウキョウ(S3 Gallery Tokyo)」が、2025年1月10日、雑司が谷にオープン。写真作品を中心に、国内外のアーティストが多様な作品を発表する場が新たに誕生した。
名前の「S3」には、太陽(Sun)を意味する「S」と、ギャラリー、作家、来場者の三者が太陽のように輝き、互いを照らし合う関係を築きたいという思いを込めているという。
雑司が谷のある豊島区は1930年代、若い芸術家向けにアトリエ付きの賃貸住宅が多数存在したことからパリのモンパルナスに倣い、「池袋モンパルナス」とも呼称されるようになった。同ギャラリーはアートの歴史を紡いできた、この豊島区の伝統を受け継ぐとともに、新たな文化の発信地としての機能を担う。
作品を通して日本と世界をつなぎ、アートを通じて訪れる人々に多様な視点を提供するとともに、アーティストや来場者が互いに交流し、学び合う場としてのイベントやワークショップも開催する予定だ。