中国の内モンゴル生まれ、2020年に武蔵野美術大学を卒業したRyu Ikaの写真展が開催。
Ryuは、ガーディアン・ガーデン主催によるコンペティション第21回写真『1_WALL』でグランプリを獲得。写真を通して、この世界の仕組みや物事の真実を見出そうとし、内モンゴルの経済発展と従来の生活様式との間のずれや均質化した日本の社会システムの見えない隔たりに、この世の中の劇場性を感じ取り、写真で現実を切り取り表現する。
個展では、展示空間を舞台に見立て、空間全体を使った展示が行われる。自分が「何かをみる」時、自分は「その何かにみられている」ということが現実世界で起きているというRyuの観点を意識して鑑賞すると、作品の見え方もより面白くなるだろう。
なお、来場には事前に公式サイトから予約が必要。