1966(昭和41)年、丸の内の「帝劇ビル」最上階にオープンした「出光美術館」は、中国陶磁や青銅器、古唐津、仙厓(せんがい)の絵画など、良質なコレクションによる開館記念展を皮切りに、数多くの展覧会を開催してきた。
2025年1月からビル建て替えのため休館するのを前に、四期・約半年にもおよぶコレクション展が開幕。I期では、58年前の開館記念展を改めて振り返りながら、当時の展示室を彩り、今も出光コレクションを象徴し続ける作品の数々を紹介する。
近年も、アメリカの著名な日本美術コレクターから、伊藤若冲をはじめとする至宝の数々を継承するなど、同館のコレクションは質・量とも目を見張るものがある。網羅的に楽しむことのできる希少な機会なので、ぜひ4つの展覧会へ定期的に足を運んでほしい。
※10~17時、金曜は19時まで(入場は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)/料金は1,200円、学生800円、中学生以下無料(要保護者同伴)