コロナ禍によってライフスタイルや価値観が大きく変化し、自宅で日常を過ごす時間が増えた人も多いはず。神奈川県箱根町にある「ポーラ美術館」で開催されているのは、そんな「部屋」をテーマに19世紀から現代までの作品を紹介する展覧会だ。
部屋のインテリアからその人の趣味や社会的な地位が垣間見えるように、近代化以降、室内画は重要なテーマとして数多く描かれてきた。
日常や身近な家族などを描いたベルト・モリゾ、ピエール・ボナール、デンマークの画家ハマスホイや、現代を生きる双子のアーティストユニット 髙田安規子・政子、佐藤翠+守山友一朗らの作品まで、室内を表現した多彩な作品が一堂に会する。
今回が初公開となる、草間彌生、ヴォルフガング・ティルマンスの新収蔵作品も見逃せない。