2025年に世界最大級のアートフェスティバル「大阪関西国際芸術祭(仮)」の開催を目指し、「アートとヒト」「アートと社会」の関係性や可能性を検証し、学ぶ(Studyする)ためのプレイベント。関西に縁のあるアーティストの展覧会をはじめ、国内外のギャラリーが出展する。会場は「グランフロント大阪」や「大阪府立中之島図書館」など大阪エリアの12カ所。50組のアーティスト、キュレーターが参加する。
今年初開催の会場である「飛田会館」では、メディアアーティストの落合陽一によるデジタル作品を展示するほか、「うめきたSHIPホール」では、丹原健翔とヌケメが共同でキュレーションを行う展覧会「無人のアーク」を開催。6人のアーティストが、加速化する社会の中でとどまることを投げかける。
「船場エクセルビル」には、釜ヶ崎芸術大学による大阪市西成区にある釜ヶ崎の街をイメージした実験的なインスタレーション空間が出現。このほか、京都芸術大学教授の鬼頭健吾、大阪を拠点に活動する葭村太一らが作品を発表するほか、四方幸子がキュレーションし、エキシビションメーカーの石毛健太とテクノロジーを組み込んだアートを展開するやんツーの作品など見どころが盛り沢山だ。
また、誰でも作品を購入できるアートフェアやカンファレンスも実施。大宮エリーが参加するレストランや料亭を会場に、食事を楽しみながら作品が鑑賞できる「アートダイニング」プログラムも見逃せない。