尾田栄一郎による漫画作品の『ONE PIECE』。海賊王になるため、たった一人で大海原へ乗り出したルフィは数々の冒険の中で仲間を増やし、ともに困難を乗り越えてきた。その壮大な物語の裏側では、作者をはじめ、出版社や印刷所など製作に携わるプロフェッショナルたちが、ひとつなぎのリレーを繰り広げている。その製作過程を体感できる展覧会が「プレイ ミュージアム」で開催される。
本展では、尾田が描いた1000話のネームや、コミックス100巻のカバー原画、印刷に関わる貴重な資料を通じて『ONE PIECE』の本質に迫る。
見どころは、『ONE PIECE』の1巻から109巻に掲載された全1100話を貼り合わせて展⽰する、高さ3.6メートル、全⻑140メートルにおよぶ圧巻の「大絵巻」だ。また、世界に類を⾒ない発行部数を誇る「週刊少年ジャンプ」とコミックスが生まれる印刷現場を、超⾼速カメラで捉えた臨場感あふれる映像インスタレーションも必見だ。
⼀枚の紙に描かれた線から、読者の手元に届くまでのプロセスをリアルに感じられる本展に、ぜひ足を運んでほしい。
なお、本展の入場は日時指定制なので詳細は「公式ウェブサイト」で確認してほしい。
※10〜18時(入場は閉館の30分前まで)/休館日は12月31日〜1月2日/料金は2,400円、学生1,800円、高校生1,200円、小・中学生800円、未就学児無料