国際的に活躍する画家・大岩オスカールの個展が「渋谷ヒカリエ8/」ほか、館内外の各所で開催。タコのような架空の水生生物「オイル・オクトパス」を中心に、地球環境への懸念を、大岩らしいユーモアと社会風刺に満ちた独自の世界観で表現する。展示するのは、新作を中心に25点の絵画、映像、立体作品だ。
大岩は1965年ブラジル・サンパウロ生まれ。日本でアーティスト活動を始めて、現在はニューヨークを拠点に活動。これまで「東京都現代美術館」「金沢21世紀美術館」などで大規模な個展を開催したほか「大地の芸術祭」「瀬戸内国際芸術祭」といった日本各地での芸術祭に参加し、サイトスペシフィックな作品も多く発表してきた。
2023年に台湾北部で開催された芸術祭「基隆潮芸術」に出展した漁船を使ったバルーン状の大型作品「近代世界生物(Modern World Wildlife)」を、「8/COURT」に展示。4階の「ヒカリエデッキ」には、幅10メートル・高さ3メートルもの大型壁画が出現、2024年5月3日(金・祝)に大岩本人が最後の仕上げを施した後、9月末日まで公開する予定だ。
4月27日(土)には大岩本人によるアーティストトークイベント、5月4日(土・祝)には大岩とドローイングを制作するワークショップ(参加費無料・要予約)も予定。今回のために制作されたオイル・オクトパスのTシャツ・トートバッグなどグッズ販売も8/COURTで行われる。カオスな渋谷を漂流する油ダコとアートを楽しもう。
※11時00分~20時00分/入場無料