恵比寿のギャラリー「LIBRAIRIE6/シス書店」で、松本路子の写真展「ニキ・ド・サンファルの肖像」が開催。2024年9月公開予定の松本初の監督作品『Viva Niki タロット・ガーデンへの道』を記念して行われる。
フランス生まれの造形作家ニキ・ド・サンファル(Niki de Saint Phalle、1930〜2002年)は、トスカーナ地方に、20年の歳月をかけて彫刻庭園「タロット・ガーデン」を創り上げた。写真家の松本は、10年以上にわたりサンファルを撮影した後、映画制作に乗り出す。監督・撮影・脚本・英語字幕翻訳を松本自身が担い、サンファルとそのひ孫までと、4代にわたる女性を収めた本作は、2人の出会いのドキュメンタリーとなっている。
会場では、サンファルの作品や肖像の写真作品のほか、映画の予告編も上映する。松本によるモノクロームの静かで穏やかな肖像が発する、サンファルのあふれるエネルギーやアーティスト同士の魂の交感を感じてほしい。
なお、2024年8月10日(土)17時30分からは松本によるトークイベント「ニキ・ド・サンファル 魔女とのティーパーティ」も行う。(ギャラリーは17時閉廊予定)
※12〜19時(日曜は18時まで、8月18日は17時まで)/休館日は月・火曜(祝日の場合も休館)/料金は無料