日刊新聞発祥の地・横浜にある「ニュースパーク(日本新聞博物館)」は、日本新聞協会が運営する情報と新聞の体験型ミュージアムだ。新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行して1年たった今、コロナ禍が社会に何を残したのか、SNS時代のマスメディアの役割や課題について振り返る企画展を、同館で開催している。
最初の緊急事態宣言が明けたばかりの2020年7月に行った緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」の続編とも言える本展。2020年1月1日付の新聞による初報から、2023年5月8日の5類移行までの状況や動きを、紙面と報道写真で振り返る。
メディアや情報、医療の専門家が寄せたコメントをパネル展示。虚実ないまぜの情報が瞬時に大量拡散されたインフォデミックの経験を踏まえて考える。また、常設展示室も必見だ。新聞・ジャーナリズムが果たす役割を示した歴史的資料や、取材体験ができるゲームなどもあるので、併せて巡ってみてほしい。
※10~17時(入場は閉場の30分前まで)/定休日は月曜(祝日の場合は翌平日)/料金は400円、学生300円、高校生200円、中学生以下無料