ドイツ初のアーバンアートと現代アートに特化した美術館「Museum of Urban and Contemporary Art(MUCA)」のコレクション展が、大分と京都での巡回展を経て、ついに六本木の「森アーツセンターギャラリー」で開催される。
アーバンアートとは、壁や建物、道路や橋など公共の場所に描かれるグラフィティやポスター、ステンシルアートやモザイクアートなどのことを指す。本展では、バンクシー(Banksy)、カウズ(KAWS)、バリー・マッギー(Barry McGee)ら10人の作家にフォーカス。日本初公開の作品を含む約70点が展示される。
ポップアートからニューリアリズムまで、1200点もの作品をコレクションしてきたクリスチャン(Christian Utz)とステファニー・ウッツ(Stephanie Utz)夫妻が2016年に設立したMUCA。多様な作品を通して、都市環境の中の芸術、抽象絵画、社会・政治問題など、さまざまなテーマに思いを巡らせてみてほしい。