「村上春樹ライブラリー」の通称を持つ「早稲田大学 国際文学館」で、30年にわたる村上春樹との名コンビで知られたイラストレーターの安西水丸(1942〜2014年)の企画展が開催中だ。
同館は、安西の遺族から寄贈された村上との仕事の原画700点余りを収蔵しており、今回、収蔵後初めて公開となった。また、安西の幼少期の作品や、彼の創作の源ともいえるスノードーム、「ブルーウィロー」の食器、民芸品などのコレクションも多数紹介している。
企画展は展示室だけにとどまらず、館内のさまざまな場所に作品を展示しているほか、読書コーナーの設置や、オリジナルグッズも販売。同館には村上作品や関連書の蔵書が約3000冊あり、ギャラリーなどで閲覧できる。
館内全体をゆったりめぐりながら、安西のイラストレーションの魅力、そして村上作品の世界を存分に楽しもう。
※2月末日まで館内工事や入試のため休館中