「アーティゾン美術館」で、「ひとを描く」展を開催。ヨーロッパの美術史において作品制作の重要な要素の一つであった自画像や人物画85点を通して、人物表現の豊かさを紹介する。
画家にとって、自画像は自らの技量を示すことのできる題材であると同時に、新しい表現の実験の場でもあった。また、肖像画は重要な生活の糧となっていた。
会場では、エドゥアール・マネ、ポール・セザンヌ、ピエール=オーギュスト・ルノワールら、近代ヨーロッパの画家たちによる人物画を一望する。モデルになったのは誰か、どのような物語を描いているのかなど、制作背景から人物画の名作を新しい視点で楽しめる。
また、『ヘラクレスとケルベロス図』『男女図』『婦人図』など、古代ギリシャ陶器30点を一堂に展示。さらに、近代日本人画家の藤島武二と長谷川路可による古代ローマの模写作品を初公開する。
作品に描かれたさまざまな表現を見比べ、鑑賞を楽しんでほしい。
※10〜18時(金曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は窓口販売1,500円、ウェブ1,200円、学生無料(要ウェブ予約)、中学生以下無料(予約不要)
※予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットを購入可能。
※この料金で同時開催の展覧会を全て鑑賞可能。(同時開催「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子―ピュシスについて」「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 マティスのアトリエ」)