京都市東山に立ち、真言宗智山派の総本山として知られる「智積院」。同寺が守り続けてきた名宝の数々が集う展覧会が、「サントリー美術館」で開催される。
本展は、室町時代や安土桃山時代、近現代まで全5章から成り立つ。中でも注目は、寺外で初めて同時公開される国宝「楓図」「桜図」などの障壁画群。また長谷川等伯の傑作「松に黄蜀葵図」も必見だろう。中国・南宋時代の書家、張即之(チョウ・ソクシ)による「金剛経」や、重要文化財「孔雀明王像」など、貴重な秘蔵品が東京で見られるまたとないチャンスだ。
なお2022年12月17日(土)、2023年1月14日(土)の2日間は、御朱印会を実施(10〜17時)。同寺のご本尊である大日如来の御朱印(700円)を受けられる。