陶器に漆を塗って茶道具、酒器、食器などの作品を制作している作家、菱田賢治の個展が開催。会場には250点の作品が展開される。
同展のテーマは「日本的なるもの」。日本の古代壁画から仏画、江戸絵画、近代日本画まで、日本美術の表現方法を抽出・再考し、自らの作品に投影を試みた。また、陶芸と漆芸の融合から生まれたほかに類を見ない質感の作品も見逃せない。「漆」という素材の魅力を生かした展示の数々を堪能しよう。
また、菱田は、乃木坂のアトリエ「陶と漆」で、金継ぎ、漆塗り、蒔絵、陶芸(電動ろくろ・手びねり)などのワークショップを開催している。1回から参加可能で、いずれも本格的な工程を学ぶことができる。ぜひこの機会に挑戦してみてほしい。スケジュールは公式ウェブサイトで確認できる。