横浜「象の鼻テラス」で2020年からスタートした、日常的にアーティストの表現に出合う機会の創出を目指した展示シリーズ「ZOU-NO-HANA GALLERY SERIES」の第12弾として、堀江和真による「にゅい な テラス」が開催。堀江は、描く行為を分解し、組み立て直すことで作品を生み出す作家だ。
今回の展覧会では、約50点もの作品を展示。それらを、「箱庭」を作るように空間に配置し、来場者に追体験してもらうことを狙いとしている。一部の作品は、来場者が触れたり手を加えたりすることができ、そこで生まれた変化に対し、作家自身も応答するかのように表情を変化させることで、来場者とオブジェを媒介にした対話を試みるという。
展示期間中、堀江自身も不定期に会場に滞在するほか、堀江の作家仲間らも集い、マルシェやワークショップを繰り広げる。
2024年7月5日(金)、6日(土)には国際アートフェア「Tokyo Gendai」と連携し、特別夜間開館を実施し、通常は18時までの開館のところ、22時まで開館する。アーティストが滞在する時間帯もあり、また6日にはDJなどが楽しめる「スナックゾウノハナ」も行われる。
13日(土)、14日(日)には、作品展示可能な壁面を持った特注のトラックを使用した「移動美術館アート・トラック出張展示」で、木彫作家の木村桃子と現代美術家の黒岩まゆの作品を「象の鼻パーク」で10時から18時に展示。「象の鼻テラス」内では関連したワークショップを11時から16時に実施するほか、堀江の作家仲間らが集う特別な「アートマルシェ」も予定されている。
15日(月・祝)に、「象の鼻テラス」で11から16時に「コト・モノの交換 Really Really FreeMarket(リアリー・リアリー・フリーマーケット)」が開催。出店者が用意したさまざまなものやスキルや情報が、金ではないなにかによって交換されていく。
堀江の展示とともに、関連イベントも楽しんでほしい。
※10〜18時/入場は無料