1. 石井亨 「漂う/ DRIFTING」
    Photo:石井亨石井亨 《東京景_休憩中の警備員》 2024 絹浜白山袖に糸目友禅染、酸性染料、顔料、フォイル、東京の水 H45.5 × W45.5 cm
  2. 石井亨 個展「漂う/ DRIFTING」
    Photo: 今村裕司画像提供: SOKYO ATSUMI

石井亨 「漂う/ DRIFTING」

  • アート
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タイムアウトレビュー

⽇本の伝統的な染織技法である⽷⽬友禅染の技術や、色のにじみやぼかしで描くステイニングの技法で、国内外で創作活動を続ける石井亨(いしい・とおる)。天王洲のアートギャラリー「ソウキョ アツミ(SOKYO ATSUMI)」で、ロンドン芸術⼤学への留学などを経てさらなる進化を遂げた、石井の最新作が展示されている。

「漂う/ DRIFTING」のタイトル通り、東京を漂流するように巡って出った風景と、現代社会を象徴するようなモチーフを、令和の浮世絵のようにカラフルかつ緻密に描いた「東京景」シリーズは圧巻の一言また、日本とロンドンの⽔の違いで、染⾊に変化が生じたことから着想したという「隅⽥川」や「渋⾕川」など、実際の川の⽔で染めてその湿度を可視化し、現代の川の⾵景を⽣成するシリーズにも注目したい。

広いホワイトキューブに多様な作品を展開した空間全体と、細部まで描き込まれた作品一点一点、視点や思考がマクロとミクロを行き来する、見ごたえのある展示構成だ。

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イベントのウェブサイト
gallery-sokyo.jp/
住所
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