「練馬区立美術館」で、練馬区内に長くアトリエを構えていた画家・野見山暁治(1920〜2023年)の展覧会が開催。あくなき探求心で作品に臨み続けていた野見山の画業を振り返る。
展示前期では、東京美術学校(現・東京藝術大学)時代から、戦後の炭坑や骸骨といった具象的なイメージを描く時期を経て、フランス留学に至るまでの作品を紹介。後期では、帰国後、自然や身近な事物をモチーフに独自のイメージを展開させ、追究し続けた最晩年までを展観する。
併せて、練馬区と福岡県糸島市にある、野見山のアトリエの風景にも焦点を当てる。残された制作道具や愛用品などを展示するとともに、練馬のアトリエでのインタビュー映像や糸島のアトリエの内部映像も公開する。
2022年2月、練馬のアトリエで101歳となった野見山のインタビュー映像では、ざっくばらんに、ユーモアたっぷりに自身のこと、そして絵のことを語る姿が残されている。
貴重な機会を見逃さないように。
※10~18時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は500円、65~74歳・大学・高校生300円、75歳以上・中学生以下無料