「インターメディアテク」で、 「in Vitro? in Vivo! – 写真家 立木義浩 ✕ 東京大学」が開催。写真家の立木義浩が撮影した、「東京大学総合研究博物館」に収集された学術標本群の写真作品が並ぶ。
タイトルのin Vitroは「試験管内」、in Vivoは「生体内」を意味し、生理学において人工的環境下で行われる反応系と、実際の生体内で起こる反応系を指す。博物館の標本群は封じ込められた「モノ」である一方、展示され、写し出されることで、再び生きた存在へと戻っていく。
立木の写真の中で、体温を持たないはずの被写体は、そこでしか見せない表情を醸し出しているように見えるだろう。
※11〜18時(金・土曜は20時まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/入場は無料