清澄白河の「東京都現代美術館」で、家族や友人との人間関係や、自分のアイデンティティーを確立する過程に悩むことも多い10代の子どもや若者に向け、現代作家の新作やインスタレーションを展示。展示を通して、すぐに結論を出さず、また、答えのない問いを考え続ける体験を提案する。
参加するのは、映像作家の有川滋男、元ひきこもりで当事者をケアする活動家でもある渡辺篤(アイムヒア プロジェクト)、使い終わった小学校教科書を読みながら対話する「教科書カフェ」などを行う武田力、インスタレーションを行う山本麻紀子と中島伽耶子の5人だ。
会期中は関連プログラムとして、展示について話す「哲学対話」や、3〜8歳の子どもに向けてドラァグクイーンが絵本の読み聞かせを行う「ドラァグクイーン・ストーリー・アワー」などさまざまな企画も実施する。