「ペロタン東京」で、ニューヨークを拠点に活動するエリザベス・グラスナー(Elizabeth Glaessner)による展覧会「Head Games」が開催する。
油絵の具をキャンバスに垂らすことから始まるグラスナーの絵画制作。グラスナーはキャンバスの表面に絵具がたまると絵の具を押し広げて何層も塗り重ね、拭き取ることで、直感的で巧みな質感を生み出している。また、大型ブラシで繰り返しぼかし、霧や水の中にいるような神秘的で幽玄なヌード姿の人物像を描き出す。
大型絵画2点と貴重な小型絵画15点が会する本展では、継続してグラスナーが関心を寄せてきた西洋文学やギリシャ神話に基づく物語のテーマによる新作絵画が公開される。彼女の独特な制作プロセスやその美意識の高さ、心の内のビジョンを垣間見ることができるだろう。
独特な色遣いと技法を用いて心理的な世界を探求するグラスナーの、怪しくも夢のような想像世界に浸ってみては。
※11〜19時/休館日は日・月曜/入場は無料