小杉放菴展
「八王子市夢美術館」で、明治末から昭和にかけて活躍した日光出身の画家、小杉放菴の展示を開催。没後60年に当たって、放菴の画家としての生涯を一望できる作品がラインアップされる。
画壇では、日本美術院の洋画部や春陽会をけん引し、油彩画の名手として名を馳せた放菴。本展では、彼が個人的に描き続けていた日本画を中心とし、日本画家としての側面にスポットを当てる。
放菴の日本画は、中国絵画の南宗画に由来する江戸時代後期の日本絵画「南画」の系譜に、近代的な感覚を取り入れた「新南画」と位置付けられる。「南画の印象派」とも呼べる放菴の魅力を存分に楽しんでほしい。
※10〜19時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は1,000円、65歳以上・学生500円、中学生以下無料