写真家、グレート・ザ・歌舞伎町の展覧会が、新宿の「ビームス ジャパン」5階にあるギャラリーで開催。1972年東京生まれのグレート・ザ・歌舞伎町は、強烈なストリートスナップや、人物写真を撮影する傍ら、雑誌や広告、レコードジャケットなど数多くの仕事も手掛け、ダライ・ラマ14世との共著「抱くことば」や、映画監督若松孝二のドキュメンタリー作品を制作してきた。
本展は、新作写真集「どうも」の出版を記念したもので、鮮烈なポートレートからはじまり、コロナ禍や「オリンピック」など、令和の時代に刻まれた印象深い事象が並ぶ。そのほか、歌舞伎町という街の変貌と今を、「ゴジラビル」や「東急歌舞伎町タワー」などの「日本の忘れ形見」と交差させて写し出している。
時代と街をつなぎとめる、彼のファインダー越しに見える景色は新たな気づきを与えてくれるだろう。