ミュシャのイマーシブ展覧会が、渋谷「ヒカリエホール」で開催。同展は、2023年に大きな話題を集めた「グランパレ」がパリの「オペラバスティーユ」で手がけた「Eternal Mucha」を日本向けにアレンジしたものだ。ミュシャの傑作が高解像度で大空間に映し出され、作品世界に包まれるような新感覚の没入体験展覧会を楽しめる。
作品はミュシャの生涯を追うように、3幕に分けて紹介される。第1幕では、故郷モラヴィア(チェコ)とパリ時代の傑作ポスターの作品群を大空間で展開。第2幕では、キャリアの絶頂期であり転換点ともなる1900年のパリ万国博覧会に焦点を当てている。そして第3幕では、ミュシャが晩年に取り組んだ集大成「スラヴ叙事詩」の連作が紹介。本作がいかに人々の共感を得て世界平和のモデルとなったのか、その理由に迫っていく。
グランパレは、デジタル展示の領域で、世界中のアートファンから注目を集める新鋭組織だ。これまでのミュシャ展とは全く異なるミュシャの魅力を再発見できるだろう。
※11~20時(12月31日は18時まで)/入館は閉館の30分前まで/料金は早割 2,700円/平日 2,900円、学生2,000円、中・小学生1,200円/土日祝 3,300円、学生2,400円、中・小学生1,500円