JAGDA(ジャグダ、日本グラフィックデザイン協会)は、1978年に設立された日本で唯一のグラフィックデザイナーの協会である。初代会長だった亀倉雄策(1915〜1997年)の名前を冠する「亀倉雄策賞」は、1999年の創設以降、同協会の発行する年鑑の出品作品から、年齢やキャリアを問わず最も輝いている作品とその制作者に授与されている。
第26回となる今回、亀倉雄策賞を受賞した北川一成によるアートプロジェクトのデザイン「KAMIZU(かみづ)」は、やおよろずの神などをモチーフにしたアイテムやイベント展開などを通じて、日本文化の持つ精神性や価値、思想などを広く伝えていく取り組みだ。
同時に展示される「JAGDA新人賞」は、今後の活躍が期待される39歳以下のグラフィックデザイナーに贈られる。「横浜トリエンナーレ」の総合デザインを手がけた岡﨑真理子と坂本俊太、山口崇多(やまぐち・あがた)の3人が受賞した。
※11~19時/休館日は日曜・祝日/料金は無料