相国寺展—金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史
「東京藝術大学大学美術館」で、「相国寺展—金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」が開催。室町から現代に至るまで相国寺文化圏が生み出してきた美の歴史を、名品にまつわる物語とともにひもとく。
相国寺は、京都の御所の北側にその大寺の姿を誇り、金閣寺、銀閣寺の通称で名高い鹿苑寺、慈照寺を擁する臨済宗相国寺派の大本山だ。創建から640年余りの歴史を持つ相国寺は、時代を通じ、如拙(じょせつ)、周文、雪舟、狩野探幽、伊藤若冲、原在中、円山応挙などの芸術家を育て、名作の誕生を導いてきた。
本展では、国宝・重要文化財40点以上を含む相国寺派の名品の数々が登場。また、若冲が鹿苑寺の大書院に描いた障壁画を中心に、相国寺派に伝わる若冲の作品群も見逃せない。さらに、天目茶碗(ちゃわん)の名品など、近年収蔵の華やかなコレクションも並ぶ。
相国寺の美の世界をのぞいてほしい。
※10〜17時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜、5月7日(5月5日は開館)/料金は前売り 1,800円、学生1,000円/当日 2,000円、学生1,200円、中学生以下無料