六本木の「21_21 DESIGN SIGHT」で、デザインエンジニアの山中俊治がディレクターを務める企画展が開催。最先端の研究や科学と、デザインの出合いによって芽生えつつある「未来のかけら」を探る。
山中は、2008年から慶應義塾大学で、2013年からは東京大学で教壇に立ってきた。本展では、これまで大学の研究室でさまざまな人と協働して生み出してきたプロトタイプやロボットと、それらの原点である山中のスケッチを紹介する。
また、専門領域の異なる7組のデザイナー、クリエーター、科学者や技術者らとコラボレーションした作品も展示する。荒牧悠 +舘知宏、A-POC ABLE ISSEY MIYAKE+Nature Architects、東京大学 DLX Design Lab+東京大学池内与志穂研究室など、多彩なメンバーが揃う。
キリンの解剖で知られる農学博士の郡司芽久と、「第25回文化庁メディア芸術祭」アート部門優秀賞受賞経験もあるエンジニア集団「nomena」の協働にも注目したい。 なお、会期中はオンライン上の架空のギャラリー「ELEMENT GALLERY」でも、同展の関連展示が開催される。