国内外のアール・ブリュット(専門的な美術教育を受けていないなど、独自の発想や表現から生まれたアート)の動向と、その作家たちを紹介する展覧会が、「東京都渋谷公園通りギャラリー」で開催している。
今回がシリーズ3回目で、1960〜80年代生まれの国内の作家5人のグループ展となる。食べた料理や見た風景、自然など、日常の身体感覚の記憶から生まれた絵画や刺しゅう作品を、「作家のあるひとときの記憶の世界」として紹介している。
ユニークな展示空間に配置された作品の中には、よく見ると「エアキャップ」やカレンダーの紙、CD、ベニヤ板など、身近な素材を用いたものもある。日々忙しく過ごす日常から離れ、ただようように、自由に作品を楽しんでほしい。