現代アートの普遍的な要素でもあるコンセプチュアルアートにフォーカスした公募展が、上野の「東京都美術館」で開催。企画と運営は、2013年から「渋谷ヒカリエ」や世界各国で開催されてきた「MONSTER EXHIBITION」を手がけるEVOLVE ART&DESIGN JAPANだ。
コンセプチュアルアートとは、マルセル・デュシャンが「泉」を発表して以降、1960年代後半から70年代のアメリカに端を発し、世界中へ広まった前衛芸術の流れのこと。しかし日本国内では、展示機会が海外ほど多いとはいえないことから企画されたという。
決して分かりやすいわけではないので敬遠されがちだが、一種の「謎解き」のように、アーティストの社会へのまなざしを想像し、その思考の一端に触れてほしい。