江戸から明治時代にかけて作られた子供向けの浮世絵「おもちゃ絵」の展示会が、「たばこと塩の博物館」にて開催中だ。
会期は2部に分けられ、「天神様」「祭礼」「相撲」「役者」「忠臣蔵」などをテーマにしたさまざまなジャンルのおもちゃ絵が展示される第1部、児童文学研究者で法政大学名誉教授であったアン・ヘリングのコレクションから桃太郎関係のおもちゃ絵、猫の絵、組上げ灯籠などが展示される第2部で、あわせて約300点のおもちゃ絵が展示する。
浮世絵の多彩さや江戸時代の出版文化の豊かさを窺い知ることができるこの貴重な機会に、ぜひ足を運んでみてほしい。