戦後ドイツ美術の第一人者であり、「社会彫刻」の実践者として知られるヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys、1921〜1986年)に焦点を当てた展覧会。6人の現代美術作家によるダイアローグ形式の作品構成を通して、「いまなぜヨーゼフ・ボイスなのか」を問いかける。
参加作家は、「カスヤの森現代美術館」の設立者でもあるコンセプチュアルアーティストの若江漢字(わかえ・かんじ)や写真家の畠山直哉など。若江はボイスと深い交流があったことでも知られており、また畠山も来日時のボイスのポートレートを撮影した経験がある。
そのほか、国内外で写真や彫刻などを発表する磯谷博史、画家の加茂昂、動物たちとの共作を通して人と生き物の関係性を再考するAki Inomata、ドイツ・ミュンヘン美術アカデミーで学んだ経験を持つ武田萌花ら、若い世代のアーティストの作品にも期待したい。
※11~20時/料金は無料
企画:飯田高誉(スクールデレック芸術社会学研究所所長)
展覧会出展作家:ヨーゼフ・ボイス、若江漢字、畠山直哉、磯谷博史、加茂昂、AKI INOMATA、武田萌花