「銀座メゾンエルメス フォーラム」で開催されている、アートにおけるエコロジーの実践を問う「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ」展。「新たな生」と題されたチェ・ジェウン(崔在銀)の個展に続き、1970~80年代生まれの現代作家4人によるグループ展「つかの間の停泊者」が行われている。
パリを拠点に水面下の景観や生態系の撮影を続ける写真家のニコラ・フロック(Nicolas Flocʼh)、テキサスと栃木県益子町での作陶を通して彫刻表現を探求するケイト・ニュービー(Kate Newby)、フランスと日本で表現活動に取り組む保良雄(やすら・たけし)をはじめ、それぞれが異なるアプローチから、自然と人間のエネルギーの循環とダイアローグを考察した作品を展示する。
本展は六本木の「森美術館」で開催中の企画展「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」の関連企画。加えて、飯田橋の「日仏会館」でも、本展に参加しているラファエル・ザルカ(Raphaël Zarka)の個展が開催中だ。