三宅一生のメンズブランド「IM MEN」のバッグ「GUSHA GUSHA」と「KUSHA KUSHA」に着目した展示が、「21_21 DESIGN SIGHT」のギャラリー3で開催。ディレクターに空間デザイナーの吉添裕人を迎え、展示にはアーティストの木下理子、中田愛美里、プロダクトデザイナーの鈴木元、花道家の渡来徹が参加する。
GUSHA GUSHAは、思いのままに形を作ることができる粘土のようなバッグ。KUSHA KUSHAは、紙をクシャクシャにするときのような、自然な動作でコンパクトにできるバッグだ。
本展では、素材そのものに触れることで生まれる直観的な心地よさや美意識、原初の感覚に立ち返る。また、人の手によって形作られるテクスチャーや、人・素材・環境との相互作用で変容する構造などをさまざまなメディアで表現する。
形の向こう側へとスケールを拡張していく各作家がバッグに触れることで、どのような景色が表れるのか。ユーモアや好奇心から生まれた実用的なプロダクトの物語に耳を傾けてほしい。
※10〜19時/入場は無料