サウナマン まっちゃん
サウナマン まっちゃん
サウナマン まっちゃん

Tokyo Insider #3 サウナマン まっちゃん

銭湯×餃子の至高の組み合わせを紹介

広告

タイムアウト東京 > Tokyo Insider > Tokyo Insider #3  サウナマン まっちゃん

東京で活躍する人々の行きつけの店を紹介する『Tokyo Insider』。

今回は、日本中のサウナを巡り、精力的なサウナ活動に日々勤しんでいるサウナマン まっちゃんが登場。自身のサウナ体験が漫画家の宮川サトシによってウェブ漫画化され、その後展覧会が開催されるなど、ユニークな活動が注目を集めている人物だ。

今回は、彼が最近はまっているという「銭湯からの餃子」コースを紹介してくれる。以下、サウナマン まっちゃんからのコメントだ。

「銭湯の後に何を食べたいか? 答えのない難しい問題ですが、僕は餃子を推します。その理由は当然、なんだか食べたくなるから、というだけではありません。良い銭湯の近くには、なぜかおいしい餃子を出す店が多いのです。

いろいろな温浴施設のサウナに入るのが楽しいように、餃子もまた、それぞれの店の個性を味わうのが楽しい。そこで、銭湯上がり後においしい餃子が食べられるおすすめのコースを考えてみました。

サウナを出て水風呂に包まれるあの至福の瞬間、僕は餃子のあんになったような気がすることが、たまにあるんです。そんな気分で、ぜひこのコースを回ってみてほしいと思います」

  • 中華料理
  • 代々木上原
  • 価格 1/4
  • 3 5 つ星中
  • お勧め

「昭和のスターたちのサイン色紙が飾られている入り口兼ランドリーと、昭和歌謡が流れる脱衣場と浴場など、昭和要素が満載の代々木上原の大黒湯。ここのサウナと水風呂は、メインの浴場から切り離されて独立しているので、がっつりとサウナをに没頭したい人にはおすすめです。

大黒湯から歩いて3分ほどで到着する按田餃子は言わずと知れた東京の名店。モチモチの皮とヘルシーな味わいのあんが良い。混雑時は相席対応もしてくれるので、1人でも入りやすい。

白菜とショウガの餃子や油を使ってない麻婆豆腐など、ここのあっさりとした味は、風呂上がりのサッパリした気分に合う。瓶ビールと一緒に食べたくなるなあ」

大黒湯の詳しい情報はこちら
按田餃子の詳しい情報はこちら

久松湯→桜台の餃子家(桜台)

「浴場内のプロジェクションマッピングが有名なモダン銭湯、久松湯。ここは、サウナから立ちシャワー、水風呂へ至る動線が完璧なんです。火照った体を1歩も無駄にしたくない。そんな人にオススメ。そして露天風呂で外気浴ができる。最高です。

銭湯を出て徒歩20秒で着くのが桜台の餃子家。下校途中に寄りたかったなと思わせる風情のあるたたずまいがいい餃子屋さんです。ここでチャーハンと餃子を交互に食う。中華の交互浴を経て、ビールをさっと飲む。銭湯帰りに軽く一杯やるにはもってこいの店です」

久松湯の詳しい情報はこちら
桜台の餃子家
の詳しい情報はこちら 

広告

駒の湯・富士見湯→東京餃子楼(三軒茶屋)

「三軒茶屋にはいくつも銭湯があって、そのうちの駒の湯富士見湯からは東京餃子楼(茶沢通り店と本店)が近くにあります。

サウナ室のBGMが、駒の湯は昭和歌謡、富士見湯はジャズが流れていて、気分によってどちらのサウナに入りたいかを選んだりしています。あと、駒の湯の水風呂は銭湯界屈指の冷たさです。

東京餃子楼はカウンターがあるので、1人でも入りやすい。ニンニク・ニラのありなしや、焼き・水餃子が選べるのもうれしいです。ガツンと冷たい水風呂に入った後は、ニンニクニラありの焼き餃子にラー油をたっぷり付けて、生ビールで流し込むのがサウナマン流。 

餃子もサウナも水風呂も選べる三軒茶屋はぜいたくな街です」 

駒の湯の詳しい情報はこちら
富士見湯の詳しい情報はこちら
東京餃子楼 三軒茶屋本店の詳しい情報はこちら

秀の湯→味かね(西荻窪)

「西荻窪の秀の湯も、サウナから立ちシャワー、水風呂の動線が素晴らしい。そして、銭湯から餃子へのの動線もまた、完璧。 サウナから水風呂まで6歩、秀の湯を出てお隣の中華料理店 味かねまではおよそ8歩で到着します。

秀の湯は露天風呂があるので、外気浴が最高。日替わりの薬草風呂もおすすめです。

味かねの餃子はスタンダードな『味かね餃子』もおいしいけれど、『パクチー餃子』や『四川辣餃子』などの変わり種もオススメしたいですね。 

薬草風呂の香りと餃子の香りのマリアージュが、風呂上がりの余韻を一層深いものにしてくれます」

秀の湯の詳しい情報はこちら
味かねの詳しい情報はこちら

広告
  • 中華料理
  • 蒲田

「黒湯の聖地であり、銭湯激戦区でもある蒲田を中心とした大田区は、銭湯×餃子の宝庫です。組み合わせの多さに目移り必至ですが、ここでは特にお気に入りの組み合わせを紹介しようと思います。

せっかく蒲田に来たんだから、ゆ〜シティや蒲田温泉の座敷で風呂上がりにご飯……という誘惑をぐっとこらえて、座敷はないが良いサウナと水風呂があるはすぬま温泉へ。そして、最高の羽根付き餃子を求めて你好へと向かいます。

はすぬま温泉は大正ロマン風の内装が特徴で、非日常感のある空間がたまりません。そして、僕が何より好きななのが、ここの水風呂。温度はマイルドだけど、バイブラ(浴槽の底から気泡が出る気泡浴)がないので、静かな浴槽でひたすら羽衣(水風呂に入ると次第に体を包むといわれる「温度の羽衣」のこと)が崩れないようにじっとしてしている時間が至福です。

はすぬま温泉から你好まで徒歩で行くと20分、または姉妹店の你好 恵馨閣なら10分、風呂上がりの外気浴にはちょうどいい散歩コースを歩いて、羽根付き餃子にありつきます。水風呂での所作と同じく、立派な羽が崩れないようにそっと口に運んで、パリパリ、モチモチの食感とジューシーなあんを味わう。これもまたサウナマン流です」

はすぬま温泉の詳しい情報はこちら
你好 本店の詳しい情報はこちら



サウナマン

サウナ好きが高じて、某サウナメーカで働いていた経験をいかし、サウナ作りから執筆、グッズ販売、イベントの手伝いなど、さまざまな活動をしている。

錦糸町にあるニューウイングの高温低湿な汗のかき負けをしない「からからジールサウナ」の制作に携わったことは記憶に新しい。

タイムアウト東京の銭湯特集をもっと読む

  • Things to do
東京、 銭湯居抜きの店5選
東京、 銭湯居抜きの店5選

日本人の憩いの場、銭湯。ここ数年、スーパー銭湯などのレジャー系施設は増加しているものの、銭湯は全国で1日1軒が廃業している現状がある。しかし、そんな銭湯をリノベーションし、違う業態で営業する取り組みも同時に広がっている。地域の人が集うコミュニティーの場でもあった銭湯が、新たなコミュニティーに愛される場へと進化しているのだ。ここでは、アートギャラリーや居酒屋、コワーキングスペースなど意外な形で活用されている場所を紹介したい。

広告
  • Things to do
東京、銭湯富士10選
東京、銭湯富士10選

江戸時代初期に始まったとされる東京の銭湯文化。自家風呂の普及率が低かった時代には、銭湯が日常生活における入浴の場であった。そして、裸の付き合いゆえのおおらかな交流の場としても、長らく重要な役割を担ってきた。東京の銭湯の特徴は、破風のある宮造り様式や格天井、中庭、タイル絵など、視覚的に楽しい極楽空間にある。そんな粋の心の最たるものが、銭湯富士である。昭和の時代は絵の下に広告看板を置き、街の広告媒体として機能してきた銭湯のペンキ絵。当時の銭湯では、銭湯協会から広告料を受け取る代わりに、ペンキ絵を年に1度描き替えてもらっていたが、銭湯の数が激減してしまった現在ではこのシステムも廃れ、描き替えは各銭湯が自費で絵師に依頼している。本記事では、都内の銭湯に描かれている必見の銭湯富士を紹介する。レトロな1軒から、スーパー銭湯さながらの近代銭湯まで、各所の個性が光る、雄大な富士の姿に癒されてほしい。また、詳細ページでは各銭湯の桶の写真もアップしている。ケロリンばかりと思われがちな銭湯の桶も、木桶やモモテツ桶など、実は色々な種類があることが分かるだろう。

おすすめ
    関連情報
    関連情報
    広告