インドネシアやパプアニューギニアの海に生息する生き物たちを撮り続ける水中写真家、細谷克子の写真展が開催。
60歳を過ぎてからダイビングを始めて水中生物の美しさのとりこになった細谷は、ウミウシをはじめとした小さくて色鮮やかな生き物たちを「海の宝石」と呼ぶ。中でも、ウミウシが触覚と嗅覚を頼りに広い海の中でパートナーを見つけ、次の世代に命をつなぐ姿に深い感銘を受けたという。その経験から、今回の写真展では海の生き物たちの生殖行動に焦点を当てている。その美しさと命の尊さを見つめるとき、感動を覚えずにはいられないだろう。