海洋生物学、地学、海洋資源学など、様々な分野の研究者から熱い視線が注がれる深海の最新研究を紹介する特別展が、国立科学博物館で開催される。深海は、ダイオウイカやダイオウグソクムシ、チョウチンアンコウなど、不思議な生物たちの楽園であると同時に、海底資源や、日本列島の成り立ちを探るヒントの宝庫でもある。2013年に開催された特別展『深海』をパワーアップさせた本展では、前回に引き続き深海生物の標本のほか、深海調査で活躍する機器や、海底から採取された地震断層などを展示する。日本列島の周りには水深8000メートルを超える海溝をはじめ、様々な深海環境が存在する。宇宙よりずっと近くにある、闇に包まれた世界を覗きに行ってはいかがだろう。
※同日に限り常設展の展覧も可能
※金曜日夜にはペアチケットの販売あり