雛人形に囲まれる。ー3月3日はひな祭り
3月3日はひな祭り。ひな祭りとは桃の節句に行われる行事で、女児の健やかな成長や幸せを願う日とされている。しかし、紙で作った人形を川や海に流して汚れを祓う行事がひな祭りの起こりと言われており、現在のように雛人形が飾られるようになったのは、江戸時代初期のころからだそうだ。今日は、およそ500点もの人形を一度に楽しむことのできるる『百段雛まつり』を訪ねてみてはいかがだろう。現在、目黒雅叙園では、岩手県、宮城県、福島県の歴史ある雛人形が一堂に会するイベント『百段雛まつり~みちのく雛紀行~』が開催されている。厄災を人に変わって引き受ける人形(ひとがた)の役割があるとされる雛人形。女児がいる家庭では、ひな祭りのタイミングで雛人形を飾るところも多いと思うが、女児がいない家庭や、また、子どもが大人になった家庭などでは、雛人形に触れる機会が減っているところも少なくないだろう。同イベントでは、22年ぶりに公開される雛人形も展示されるので、雛人形に馴染みがないという人も、ぜひこの機会に足を運んで貴重な体験をしてみてほしい。