Co.FUNカフェ
Photo: Kisa Toyoshima
Photo: Kisa Toyoshima

大阪、ビギナーにもおすすめな古墳スポット7選

日本最大の前方後円墳やオリジナル埴輪、古墳スイーツなど

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2019年、「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録されたことで、大阪が古墳マニアにとってより特別な存在になったことは間違いないだろう。しかし、この土地は古墳に入門するにもうってつけであることを知っているだろうか。

なぜならば、「古墳スイーツ」や「オリジナルの埴輪(はにわ)作り」「古墳に入る体験」など、さまざまな角度から古墳というものに触れられるからだ。ここでは、「百舌鳥・古市古墳群」に含まれているぜひ訪れてほしい古墳はもちろんのこと、ちょっと変わった「入り口」も含めて古墳ビギナーにもおすすめのスポットを紹介する。

「勉強する」「学ぶ」という切り口で入るとハードルの高さを感じてしまうものでも、自分の好きなジャンルから入門することで興味が湧くこともある。ぜひこの機会に古墳の魅力に触れてみてほしい。

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  • Things to do

仁徳天皇陵古墳(百舌鳥エリア)

「クフ王のピラミッド」「秦の始皇帝陵」とともに世界3大墳墓とされ、大阪で初めて世界遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」の一つでもある日本最大の前方後円墳。

大仙公園側には拝所も設けられており、より近くで「仁徳天皇陵古墳」を感じたい人はこちらを訪れるのがおすすめ。しかしながら、最大長840メートル、最大幅は654メートル(いずれも壕を含む)という大きさなので、その全容を見ることは難しい。この大きさを自分の目で確かめたいという人は、「堺市役所」の21階にある展望ロビー(入場無料)から広大な仁徳天皇陵古墳を眺めてみるのがいいだろう。

  • カフェ・喫茶店

Co.FUNカフェ(百舌鳥エリア)

「仁徳天皇陵古墳」の近くにあるカフェ。ここ堺市は千利休の生まれ故郷でもあることから「抹茶」を一つのテーマとしており、抹茶を使ったスイーツを豊富に揃えるほか、カフェでは珍しく「お抹茶」も楽しむこともできる。

看板メニューは「Co.FUNかき氷」(1,100円、税込み)。ふわふわの氷の上にたっぷりと乗った「抹茶エスプーマ」は甘さ控えめで、食後でもペロリと食べられてしまう味わいだ。1日10食限定で、電話とInstagramのダイレクトメッセージで予約を受け付けている。味わう際は「仁徳天皇陵古墳」をイメージしたというオリジナルの器にも注目してほしい。

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  • ミュージアム
  • 歴史

堺市博物館(百舌鳥エリア)

「大仙公園」内にある博物館。市制90周年記念事業として1980年に開館した施設で、堺市の歴史や美術、考古、民俗に関する多くの資料を収集、保存、展示している。

2021年のリニューアル時には、古代展示エリアを一新。世界遺産に登録された各古墳の紹介ゾーンを設けたり、「仁徳天皇陵古墳」から発見されたという石棺(せっかん)や石槨(せっかく)、馬形埴輪(はにわ)を再現して展示したりと、より古墳というものを近い距離で学べる空間となった。

一部無料で入れるコーナーがあり、「百舌鳥古墳群シアター」もその一つ。ここでは2つのVR作品が入れ替わりで上映されており、仁徳天皇陵古墳をはじめとした「百舌鳥古墳群」の雄大さを体感することができる。

  • Things to do

白鳥陵古墳(古市エリア)

羽曳野市のほぼ中央に築かれた、古墳時代中期の大型前方後円墳。ヤマトタケルの陵墓ともいわれ、亡くなった後白鳥になったヤマトタケルが飛来し、羽を曳(ひ)くように飛び去ったという日本書紀の伝承から、羽曳野市の名前の由来となった古墳でもある。

前方部の幅が後円部の直径を上回ることと、前方部の方が高さが3メートル高いのが特徴だ。

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  • Things to do

河内こんだハニワの里 大蔵屋(古市エリア)

古墳時代、多くの埴輪(はにわ)が作られていたという大阪府羽曳野市誉田エリアで、古墳や埴輪の魅力をさまざまな角度から発信する施設。3フロアで構成される施設内にはショップやギャラリー、ワークショップエリアなどが入居する。

中でも注目は、10時〜11時30分、13時30分〜15時の1日2回、地下1階で行われている「埴輪づくり体験」。粘土遊び感覚で自分だけのオリジナル埴輪が作れるというワークショップで、小さな子どもでも楽しめる内容となっている。

体験料金は1人1,870円(以下全て税込み、子どもも同料金)で、所要時間は1時間30分程度。もし、指定の時間だと都合が合わない場合は施設に電話で相談をしてみよう。タイミングによっては、柔軟に対応してもらうこともできる。

  • Things to do

MONZEN(古市エリア)

「道明寺天満宮」のすぐそばにある複合施設。道明寺麦酒の醸造所が併設されており、施設が空いている時であればいつでも「美陵(みささぎ)ビール」を味わうことができる。

古墳好きであれば、ぜひ「大」のグラスで注文を。「大」のグラスのみ前方後円墳をイメージしたユニークな形になっているのだ。タップ数は8つあり、定期的に「新作ビールお披露目会」も開催されている。地元産の果物を用いた季節限定のビールをいち早く楽しめるのも、この場所ならではの特権である。

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  • Things to do

今城塚古墳(その他エリア)

淀川流域最大級の前方後円墳で、6世紀前半に造られた継体天皇(聖徳太子の曽祖父)の真の陵墓とされる「今城塚古墳」。1958年に国指定史跡となり、日本で唯一、一般人も立ち入れる大王墓である。

家や人物、動物などの形象埴輪(はにわ)が約200点並ぶ姿は圧巻で、日本で最大の「埴輪祭祀場」を再現している。隣接する「今城塚古代歴史館」では、古墳時代の歴史や文化が学べ、埴輪や勾玉(まがたま)作りなどの体験も楽しみたい。

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