日本は、最初から好感の持てる国でした
ー日本に対する現在の印象と、就任する前と後の変化について教えてください。
日本への赴任は今回が初めてで、それ以前に訪れたことはありませんでした。私は最初から日本に好感を持っていましたが、今では当時よりもさらに好印象を持っています。探検する価値があり、自然と調和した生活をしている。また、過去を理解し、認める国でもあります。今般の国際情勢では簡単なことではありませんが、日本には「自国のやり方に問題がある」と国民に判断された場合、それを修正する力があるのです。
日本の人々は非常に友好的で、システムも非常に整然としています。時には整然とし過ぎていることもありますが(笑)。一方で、世界はさまざまな破壊的なテクノロジーにさらされており、それらが迅速なイノベーションを促しています。このことに関しては、日本は少し不活発な状態にあると感じています。私たちの関係の将来のためにも、こうした破壊的な力を特定し、理解して、二国間や地域で前向きな動きをしていきたいと思っています。