東京家政大学キャンパス内にある、生活文化に関係する資料を収集・展示する博物館。常設展や企画展を通じて、衣服や生活用品にまつわるさまざまな文化を紹介している。
主な所蔵品に、衣服や生活用品のミニチュアの裁縫雛形を集めた「渡辺学園裁縫雛形コレクション」や、グァテマラや台湾先住民族の衣装などがある。中でも、明治から昭和時代にかけて製作された裁縫雛形は、現在約5000点所蔵されており、うち2290点が国の重要有形民俗文化財に指定されている。
企画展では、主に衣類に焦点を当てた展覧会を開催している。これまで、『一枚布の民族衣装』や『包む-風呂敷からドレスまで』といったユニークな切り口から衣類の歴史の考察を試みている。
現在、博物館は新棟移転準備のため、企画展は2026年8月まで休止中だ。