「東京国立博物館」の敷地内にある、一般公開されていない貴重な日本家屋「応挙館(Oh-kyo kan)」が、期間限定で日本文化体験が楽しめる茶館に変貌する。
この伝統的な住居は1742年に建てられ、その後1933年に博物館に寄贈された。画家の円山応挙のふすま絵が再現されており、毎日開催されるワークショップに参加することで、この美しい伝統的な日本家屋を見学することができる。
そのほか、「本物の日本文化、コト体験」としておすすめのアクティビティも組まれており、「ZEN呼吸法」では呼吸アドバイザーの椎名由紀を講師に迎え、姿勢と呼吸を整えることで自身の不調を手放していく。
また、京都で仕立てた着物を着付けてくれる「KIMONO体験」、盆栽芸術家である小林國雄の弟子が開催する「盆栽教室」などを実施。飛び入り参加も歓迎だが、公式ウェブサイトから事前に場所を確保するのがベストだ。
同館にはカフェもあり、ワークショップ目的でなくても誰でも利用できる。メニューには蕎麦、いなり寿司、味噌汁のほか、「イチローズ・モルト・ジャパニーズ・ウイスキー」、「新政酒造」の日本酒、「チョーヤ」の梅酒、そしてわらび餅や和菓子といった和のデザートもある。
応挙館は無料で見学できるが、東京国立博物館の敷地内に入るにはチケット(一般1,000円、大学生500円)が必要なので注意してほしい。
貴重な収蔵品に囲まれながら、日本文化の神髄を体験してみよう。