「麻生台ヒルズ」「虎ノ門ステーションタワー」「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」などの注目のニューオープンはもちろん、東京で活躍するスマートなロボットたち、アトラクションように進化する公共トイレ、ジンの蒸留酒製造所、日本初開催となる電気自動車のフォーミュラカーによるレース「フォーミュラE」など、東京が今、最も刺激的な街である25の理由を紹介している。
巻頭では、2024年2月に8年ぶりの大規模個展となる京都市美術館開館90周年記念展「村上隆 もののけ 京都」を行う世界的な現代アーティスト・村上隆に独占インタビューを実施。同展では、曾我蕭⽩や俵屋宗達など、主に江⼾時代の京都に縁の深い絵師たちによる作品を、独⾃に解釈・再構築した新作が多数公開される予定だ。インタビューでは、その舞台裏に迫るとともに、村上の過去と現在、そしてデジタル時代におけるアート界の未来について語ってくれた。
表紙には、村上の最新作品「金色の空の夏のお花畑」を採用。Art Review誌では、Power 100(アート界で最も影響力のある100人)に10年連続で選出されるなど、世界で圧倒的な人気を誇る村上の個展は、京都での開催と相まって、多くの訪日外国人が訪れるディスティネーションとなるだろう。
このほか、伝統的な要素と現代アートやデザインを融合させ、ルネサンスを起こしている進化する銭湯を特集。墨田区のビル型銭湯「御谷湯」、錦糸町のバー併設型デザイナーズ銭湯「黄金湯」、2023年4月にリニューアルを果たした老舗「狛江湯」など、銭湯・サウナフリークから熱視線を集めるヴェニューの魅力をひもとく。
グルメは今回、炭火焼きレストランに注目した。フーディーの心をわしづかみにして離さないシェフ・酒井英彰が率いる「総和堂」(恵比寿)のシグネチャーである「原始焼」をはじめ、和牛ファンの間で知らぬ者はいない「神楽坂 囲炉裏 肉よろず」の炉端焼きなど、寒い冬にこそ真価を発揮する炭火ならではのスモーキーな香りや味わい、温もりを堪能してほしい。
カクテルがクールなホテルバー、家庭の食卓をグレードアップさせる和の食材や調味料のショップ、東京のベストニューホテル、アート、音楽、行くべき祭りなど、ほかにも気になる情報が満載だ。
同誌は、12月25日から都内の主要観光案内所、ホテル、羽田空港、成田空港で無料配布される。ぜひ一読して、世界目線で切り取られた「最も刺激的な東京」をチェックしてみてほしい。