高石工場夜景
画像提供:高石市
画像提供:高石市

南大阪でしかできない50のこと

世界遺産や日本唯一のワタリガニ専門店、圧巻の工場夜景など一味違った大阪を満喫

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日本でも屈指の観光地・大阪を旅行したことがある人は多いかもしれないが、その旅、大阪市内で完結させてはいないだろうか。

実は、大阪市内からちょっと足を延ばすだけで、海遊びを楽しんだり、世界遺産を体感できたり、採れたての野菜を使った料理を堪能したりなど、都市部とはまた一味違った大阪を体験できるのである。

ここでは「南大阪」を切り口に、まだ見ぬ大阪の魅力を紹介する。「南大阪」といっても具体的な範囲が明確には定められていないので、今回は日本語学の研究者で関西大学教授である乾善彦の著書「堺学から堺・南大阪地域学へ―地域学の方法と堺・南大阪地域学」で指定されていた南大阪の範囲を参考に、堺エリア、南河内エリア、泉州エリアの3つに分けて「南大阪」のコンテンツをピックアップした。

それぞれにカラーを持っているので、気になるスポットをはしごして、ぜひ従来の大阪のイメージを覆すような「新しい大阪」を楽しんでほしい。

タイムアウト東京のLINE公式アカウント『Desika:大阪でしか』の「友だち追加」も忘れずに。

堺エリア

  • ショッピング

堺浜シーサイドステージ・スワップミート

市湾岸地区の埋め立て地として知られる堺浜。物流の倉庫が立ち並ぶほか、バーベキュー施設、ドッグラン、市立のサッカーナショナルトレーニングセンターなどがあるエリアだ。

ここの映画館や遊戯施設の駐車スペースで2005年から開催されているマーケットが「堺浜シーサイドステージ・スワップミート」。出店数は120と堺市内最大級の規模で、朝から多くの来場者でにぎわう。出店は、業者だけでなく、家族での出店などもバランス良く混ざり合っている。

それゆえに、売られているものはさまざま。古着や雑貨、羽子板といった遊び道具や調理器具など、味わいのある値打ち品が並ぶブースも多い。聞けば、常連の出店者もいるものの、大半が入れ替わるそう。毎回違った出合いを楽しんでほしい。

  • Things to do

仁徳天皇陵古墳

日本最大の前方後円墳。「クフ王のピラミッド」「秦の始皇帝陵」とともに世界3大墳墓とされ、大阪で初めて世界遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」の一つでもある。

大仙公園側には拝所も設けられており、より近くで「仁徳天皇陵古墳」を感じたい人はこちらを訪れるのがおすすめ。しかしながら、最大長840メートル、最大幅は654メートル(いずれも壕を含む)という大きさなので、その全容を見ることは難しい。この大きさを自分の目で確かめたいという人は、「堺市役所」の21階にある展望ロビー(入場無料)から広大な仁徳天皇陵古墳を眺めてみるのがいいだろう。

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  • カフェ・喫茶店

Co.FUNカフェ

世界文化遺産に登録され、日本最大の前方後円墳としても知られる「仁徳天皇陵古墳」の近くにあるカフェ。ここ堺市は千利休の生まれ故郷でもあることから「抹茶」を一つのテーマとしており、抹茶を使ったスイーツを豊富に揃えるほか、カフェでは珍しく「お抹茶」も楽しむこともできる。

看板メニューは「Co.FUNかき氷」(1,100円、以下全て税込み)。ふわふわの氷の上にたっぷりと乗った「抹茶エスプーマ」は甘さ控えめで、食後でもペロリと食べられてしまう味わいだ。1日10食限定で、電話とInstagramのダイレクトメッセージで予約を受け付けている。味わう際は「仁徳天皇陵古墳」をイメージしたというオリジナルの器にも注目してほしい。

  • ミュージアム
  • 歴史

堺市博物館

「大仙公園」内にある博物館。市制90周年記念事業として1980年に開館した施設で、堺市の歴史や美術、考古、民俗に関する多くの資料を収集、保存、展示している。

2021年のリニューアル時には、古代展示エリアを一新。世界遺産に登録された各古墳の紹介ゾーンを設けたり、「仁徳天皇陵古墳」から発見されたという石棺(せっかん)や石槨(せっかく)、馬形埴輪(はにわ)を再現して展示したりと、より古墳というものを近い距離で学べる空間となった。

訪れた際は、ミュージアムショップへ立ち寄ることも忘れずに。中でも、堺市博物館公式キャラクター「サカイタケルくん」グッズは必見だ。ちなみに、サカイタケルくんの生みの親は堺ゆかりの彫刻家・籔内佐斗司で、奈良県の公式マスコットキャラクター「せんとくん」を手がけたことでも知られている。

南河内エリア

和洋折衷 旬料理 エイトバース

羽曳野市で採れた地元の野菜を中心に、南河内エリアの食材や大阪湾の魚などを用いた料理で「地域のおいしい」を届ける創作料理の店。イタリアンやフレンチ、和食など、調理の枠にとらわれないからこそ、新鮮な食材を一番おいしくなる方法で「旬の一皿」に仕立てて提供している。

食材の下処理が丁寧にされていたり、魚料理や肉料理のソースにまで旬の味わいをぎゅっと詰め込んでいたりと、探究心を持って真摯(しんし)に作られた料理は、どれも心にほわっと残る温かな味わい。ドリンクには「河内ワイン」や「飛鳥ワイン」といった羽曳野市で作られたワインもラインアップしているので、ぜひ羽曳野ならではのマリアージュを堪能してみてほしい。

  • Things to do

MONZEN

「道明寺天満宮」のすぐそばにある複合施設。1926年に建てられた日本建築をリノベーションした施設で、道明寺麦酒の醸造所も併設している。施設が空いている時であればいつでも「美陵(みささぎ)ビール」を瓶と樽生で味わうことができる。

面白いのは、「特定の何か」を提供しているのではなく、地元のカフェやベーカリー、ショップなどが入れ替わりで出店しているということ。イベントと絡めて毎週出店しているところもあれば、気まぐれで登場する店もあるが、さまざまな顔を持つことで幅広い人々が集いやすい空間となり、地域のコミュニティーを育む場としても一役買っているのだ。出店情報は公式ウェブサイトでアナウンスされているので、訪れる際は事前にチェックしておこう。

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  • Things to do

河内こんだハニワの里 大蔵屋

古墳時代、多くの埴輪(はにわ)が作られていたという大阪府羽曳野市誉田エリアで、古墳や埴輪の魅力をさまざまな角度から発信する施設。3フロアで構成される施設内にはショップやギャラリー、ワークショップエリアなどが入居する。

中でも注目は、10時〜11時30分、13時30分〜15時の1日2回、地下1階で行われている「埴輪づくり体験」。粘土遊び感覚で自分だけのオリジナル埴輪が作れるというワークショップで、小さな子どもでも楽しめる内容となっている。

大政寿司

富田林西口駅前にある、地域で愛される寿司店。「にぎり寿司」や「お造り」はもちろんのこと、一品料理や揚げ物も充実し、夜は居酒屋のような利用もできる。

ランチタイムにはリーズナブルな定食メニューを用意。富田林市の名産品「海老芋」をたっぷりと使った「富田林コロッケ」も忘れずに味わいたい。規格外の海老芋を用いたコロッケは、ホクホクではなく、海老芋ならではのねっとりとした食感が印象的。フレーバーは「プレーン」「チーズ」「カレー」の3種類を用意し、どれもここでしか楽しめない一品だ。

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  • ショッピング

河内ワイン館

1997年にオープンした「河内ワイン」を堪能できる施設。河内ワインという名から「ワインのみ」と想像する人も多いかもしれないが、実は梅酒も有名。スパークリングタイプの「ゴールデンパーティ」は、G20サミットの晩餐(ばんさん)会でも振る舞われたという梅酒だ。

ほかにも、ブドウ仕込みの梅酒や梅果肉の強いものなど9種類を揃える。ワインはオンラインサイトで手に入れることもできるが、梅酒は「河内ワイン館」のみでしか購入できない。配送もできるので、心残りのないように買い物をしよう。

よりディープに河内ワインを体感したいという人は、最後にテイスティングもできる「ワイナリー見学」(2,200円、土・日曜日・祝日は2,750円)へ参加するのがいいだろう。

  • カフェ・喫茶店

ノーウェア ハジノサト

土師ノ里駅前には、昔ながらの長屋が軒を連ねる一角がある。「ノーウェア ハジノサト」は、その長屋をリノベーションした集合ショップ「里庭の箱」の中で店を営む一軒だ。

同店は1階がカフェ、2階がコワーキングスペースという構成。カフェでは、フランスでパティシエ修行をしたという店主が手がけるスイーツに加え、キッシュや日替わりプレートなどを提供している。2階のコワーキングスペースは、ドロップイン(時間単位)と月額契約のどちらでも利用可能。フリーアドレス形式で、Wi-Fiや電源はもちろんのこと、プリンターやモニターといった備品も完備している。

働き方の自由度が増した昨今、これからは「旅をしながら働く」という人もどんどん増えてくるかもしれない。そんな新しい時代にも対応したスポットだ。

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  • ショッピング

大阪渋谷麦酒

藤井寺駅から歩いて10分ほどのところにある小さなビールの醸造所。「河内乃えーる」を醸造し、そのラインアップは「ヴァイツェン」「ピルスナー」「ペールエール」「スタウト」の4つだ。ここでは、瓶の販売のほか、樽生での提供(土・日曜日の作業に余裕のあるタイミングのみ)も行っている。

「河内乃えーる」の特徴は、いずれにも「上の太子観光みかん園」で栽培された温州ミカンの皮が用いられていること。使用しているのは、普段我々が口にする完熟したものではない。養分が十分に行き渡った高品質なミカンを毎年収穫できるようにと「間引き摘果」された、通常は捨てられてしまう果実の皮が用いられているのだ。

7月初旬に間引き摘果された緑色の温州ミカンは、見た目も香りもカボスのよう。特に「スタウト」は、ゴクゴクと飲めてしまうその軽やかさに驚くので、「黒ビール苦手かも」という人こそぜひ飲んでみてほしい。

オアジ

かつて旧杉山家住宅の別邸として使われていた場所で営むレストラン。できる限り当時の姿を残しており、立派な庭は当時のまま。どことなく凛(りん)とした空気の流れる美しい一軒だ。

食事は、地元で採れた旬の食材を主役にした料理をコース仕立てで提供。この場所が海から離れていることから、山の幸をメインにしているのも同店の特徴である。1日8人限定で要予約。週末の利用は、早めに予約をしておこう。

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  • カフェ・喫茶店

まめてんカフェ

富田林寺内町にある町屋をリノベーションしたベーカリーカフェ。天然酵母と国産小麦で作ったパンや焼き菓子を販売している。

おすすめは、砂糖と油脂不使用で、無農薬玄米とこうじで作った甘酒を生地に練り込んだ「あまざけパン」だ。砂糖と油脂を使わないパンは、通常フランスパンのように固くなるのだが、このパンは一味違う。外側はフランスパンのようなハードさを持ちつつも中はモチモチとした生地で、その食感に驚くだろう。甘酒も店主の自家製。口に含んだ瞬間、こうじの優しい甘さがふわっと広がってくる。

  • アート

アサノヤ

大阪府藤井寺市にある「アサノヤ」は、古民家と現代性が融合して生まれたユニークな施設。築160年にも及ぶ麻野邸を舞台に、ショップやスペースの貸し出しなど、麻野家の歴史を現在へとつなぐ取り組みを行っている。

ここを訪れたなら、玄関で営業する「アサノヤブックス」で買い物をしよう。蔵で見つけた書物や陶器、民芸品、雑貨などが実際に手に入る。売る物がなくなり、店を閉めることで完成するという長期的なプロジェクトであり、場所と人と物が交わる時間を提供している。

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  • ミュージアム

近つ飛鳥博物館

大阪府南部の「近つ飛鳥」周辺は、「聖徳太子墓」や天皇の墓である「天皇陵」など日本屈指の古墳群が連なる地域。このエリアにおける古墳文化の保存と研究を担うのが「近つ飛鳥博物館」だ。世界でも名高い安藤忠雄が設計を手がけ、「平成の古墳」をモチーフとした同館では、まるで古墳の内部にいるかのようなドキドキ感が味わえるだろう。

 

  • Things to do

旧杉山家住宅

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている富田林寺内町にある歴史的な建造物。杉山家は、造り酒屋として成功したと伝わる商家で、明治時代に与謝野晶子らと活動した歌人・石上露子の生家としても知られる。1983年には国の重要文化財にも指定された。

大人400円、15歳以下は200円で実際に内部を見学することも可能。江戸時代中期、大阪で活躍した狩野派の絵師・大岡春卜(おおおか・しゅんぼく)が手がけた欄間や、庭の眺めを良くするために工夫を凝らした桔木(はねぎ)の柱など、日本家屋の美しさを実際に体感できるのもうれしい。

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さくら食堂

旧杉山家住宅の近くにある食堂。営業日数は少ないが、8時30分〜13時30分、17時30分〜21時30分で店を開けており、朝食も食べられる貴重な一軒である。

夜もリーズナブルに楽しめ、「冷たい茶碗蒸」や「もずく酢」といった小鉢は100円で用意。目にもおいしい「創作寿司」は400円で提供する。牛肉やリンゴなど、山の幸で作られており、素材の組み合わせ方も面白い。料理は季節によって内容が変わるので、旬の味わいを堪能したい。

  • Things to do

ワールド牧場

都市に住んでいると、自然を感じることが少なくなりがち。そんな時に温かく迎えてくれるのが、大阪府南部の河南町にある「ワールド牧場」だ。ウマやポニー、ヤギ、ウシ、ウサギ、イヌ、鳥類など140種類1500頭羽に及ぶ動物と遊ぶことができる。

動物との交流を終えたら、バーベキューで腹を満たすのがおすすめ。一日だけでは足りないと思うなら、コテージに宿泊することも検討してみよう。かわいらしくフレンドリーな仲間と、思う存分すてきな時間を過ごしてみては。

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  • アート
  • ギャラリー

ギャラリーブラウカッツェ

自身も作家であるオーナーが「都市部とは違った美術への関わりを」と考えて、作り上げたギャラリー。府下にあるギャラリー同士のつながりのもと、若手の意味を改めて問い直し、作家の成長する場を提供すべく2017年に始まった「FUKA展」という公募展でよく知られている。

FUKA展の開催時以外も、ハロウィンなどの季節イベントをはじめ、作家と作り上げる展覧会など、精力的に活動。ギャラリー横には、これまで同ギャラリーで個展を開催した作家の手形を収めた「未完の壁」がある。作家たちが、大きくなってまたここに帰ってくるという夢と誓いを表現しているという。

  • Things to do

白鳥陵古墳

羽曳野市のほぼ中央に築かれた、古墳時代中期の大型前方後円墳「白鳥陵古墳」。ヤマトタケルの陵墓ともいわれ、亡くなった後白鳥になったヤマトタケルが飛来し、羽を曳(ひ)くように飛び去ったという日本書紀の伝承から、羽曳野市の名前の由来となった古墳でもある。前方部の幅が後円部の直径を上回ることと、前方部の方が高さが3メートル高いのが特徴だ。

周辺は、羽曳野市から藤井寺市にかけて東西に4キロメートル、南北4キロメートルに100基以上の古墳があり、「古市古墳群」と称される。なぜこの地域に古墳が集中したのか、今から約1500年前に思いを馳せながら巡るのもいいかもしれない。

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  • Things to do

あまみ温泉 南天苑

東京駅や日本銀行本店など、近代日本を代表する西洋建築を手がけた辰野金吾が設計した、希少な和風建築の「あまみ温泉 南天苑」。約9900平方メートルもの日本庭園と瓢(ひさご)型の池など、四季折々の豊かな自然が楽しめる。

料理は地元で育った食材や、地元に伝わる幻の食材を再生するなど、独自のスタイルを確立。木造旅館ならではの落ち着きと木の温もりを感じる部屋で味わいたい。

温泉は天然のラドンを豊富に含み、強い発汗作用と新陳代謝を高めるなど、美容と健康に効果がある。大阪市内からもアクセスがいい癒やしの空間は魅力的だ。

  • 音楽

LICはびきの

大阪府内の公共施設で初めてパイプオルガンを設置した「LICはびきの」。638人収容でき、残響値が満席時に2秒を確保している「ホールM」では、定期的にコンサートや講演会が行われる。

そのほか、「中央図書館」や多目的に活用できるギャラリーなど、「生活・文化・情報」に関するさまざまな施設が揃う。羽曳野市の地域文化活動や交流活動の拠点といえるだろう。

泉州エリア

  • Things to do

高石工場夜景

臨海部に石油、化学メーカーの工場群が広がり、日本屈指の連続的工場景観と評される「高石工場夜景」。高石市は、川崎市や室蘭市、四日市市をはじめとした12都市とともに、工場夜景の魅力を発信する全国工場夜景都市協議会」に加盟している。

特に、阪神高速湾岸線高石料金所付近から見える光景は圧巻。「市道高砂1号線」「浜寺泊」「浜寺公園」も高石市が勧めるスポットだ。

高石商工会議所が主催する市内の工場夜景を巡るツアーが定期的に開催され、多いときは定員の数十倍の応募があるほど人気がある。安全やマナーに注意して、自分だけのお気に入りの場所を見つけるのも楽しいだろう。

  • カフェ・喫茶店

オールデイダイニング ヒカリ

旬のフルーツをふんだんに使ったパフェが自慢のオールデイダイニング。高石駅近くにあるショッピングモール「アプラたかいし」の1階に入居する。

一番人気は、毎年12月ごろから提供されるイチゴを使ったパフェ。使用するイチゴは約50個、高さはなんと50センチ以上という、まさに夢のようなイチゴパフェだ。

味わう際は、上部のイチゴから1つずつ取って食べ進めていこう。積み重なるイチゴは竹串に刺さっているので想像よりもずっと味わいやすいが、横に揺らしたり動かし過ぎると崩れるリスクが高まるので、写真を撮る際も慎重さは忘れずに。ちなみに所々に添えられたクッキーは、イチゴの山を登る登山者をイメージしているのだそうだ。

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割烹 松屋

たった5匹の「それ」を獲るのにかかる時間は約10時間。その上、店では生きているものしか使わず、非常に繊細なため扱いが難しい。それでも2代目の大将が続けてきたのは「自分がやめれば、一つの食文化が途絶えてしまう」から。ここは日本で唯一のワタリガニ専門店「割烹 松屋」だ。

「ワタリガニ=小さなカニ」といったイメージを持つ人が多いかもしれないが、松屋の水槽に鎮座しているのは、えりすぐられた大きなものばかり。この立派で新鮮なワタリガニを堪能するには、コースがおすすめだ。「雅コース」(3万800円)は突き出しに始まり、刺し身、「ほぐし身サラダ」「塩焼」「酒蒸し」、そして「カニ飯」に「冷し」と、その魅力を全方位から楽しむことができる。

  • ショッピング

泉州特産水なす漬け本舗 マコト商店

農作物のイメージはあまりないといえる、大阪。しかし、大阪人が胸を張って自慢したい野菜がある。それは皮が薄く、上品な甘みを持った泉州の「水なす」だ。その代表的な食べ方である「水なすの漬けもの」の本当においしいものを食べてみたければ、ぜひ泉佐野市へ足を延ばしてほしい。食文化に真正面から向き合う袋谷夫妻が営む「泉州特産水なす漬け本舗 マコト商店」があるからだ。

マコト商店では「季節を大切にしたい」と、旬の時期のもの以外は使わない。そのため水なすの漬けものを購入できるのは、4〜10月頃限定。その日の朝に採れたものを、その日のうちに漬け、その日のうちに発送する。信頼できる農家から仕入れた新鮮な水なすは、リンゴのようにパリッとした皮の歯応えにみずみずしい食感、自然の甘い香りが堪能できる。

水なすの時期から外れてしまった人には、通年で販売している「じゃこごうこ」と「蔵だし ジュレ じゃこごうこ」がおすすめ。この地域で「じゃこ」といえば小エビのことで、これを古漬けにした水なすと炊いたのが泉州の郷土料理「じゃこごうこ」だ。

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  • 日本料理

漁師の家めし 英進丸 名倉

西鳥取漁港近くにある「漁師の家庭料理」が食べられる店。店主は漁師の妻で、さまざまな理由によって出荷に至らずに余ってしまった魚介類を「みんなに食べてもらうのが一番いい」と思い立って、2017年に家族経営で同店をオープンした。現在では、遠方からわざわざ訪れる客も増えるほどの人気店だ。

おすすめは、好きな季節の魚が選べる「おまかせ名倉定食」(1,100円から)。取材時のホワイトボードにはタイやハマチ、ホウボウなど7種類の魚の名前が並ぶ。運ばれてきたタイの煮付けは身がしっかりとしていて、かむほどにうま味あふれる逸品。れたての魚はこんなにおいしいのかと、目玉から尻尾の際まで箸が進むこと必至である。

  • ショッピング

浪花酒造

大阪府阪南市にある老舗酒蔵。1716年創業の300年を超える大阪府最古の酒蔵として知られ、1998年からは35歳で社長を引き継いだ、10代目が切り盛りしている。

現在は、7〜8品種、30〜40点ほどの商品を製造。中でも「浪花正宗 大吟醸」は、2022年にロンドンで開催された酒の品評会「International wine Challenge」で銀賞を受賞した注目の商品だ。

「辛過ぎず、甘過ぎず、バランスが取れてマイルドなもの」を目指し、どんな料理にでも合わせられる「調和」を重んじた酒造りを行う。地元の米を使っての酒造りにも精力的だ。近隣の米所である兵庫の米を中心にしながら、地元産の「ヒノヒカリ」も使用している。

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  • Things to do

西鳥取漁港

大阪というワードを耳にしてまず頭に浮かぶのは、「粉モン」や「お笑い」などのいわゆる「コテコテのイメージ」ではないだろうか。大阪市内から電車に揺られること約1時間、関西国際空港からは30分ほどのところにある「西鳥取漁港」のことを知ったなら、そこに「豊かな海産物」と「海遊び」が加わるはずだ。

「浜に元気を取り戻そう」と2016年にはカキの養殖にも着手。関係者は日本全国に出向いて勉強し、波有手の海に合うカキを探したという。努力と情熱、そして大阪湾が育てた「ぼうでのカキ」は、身がプリッとしていて濃厚なうま味がある。

うれしいことに、冬季(12月中旬〜2月ごろ)にはカキ小屋が登場する。潮風を感じながら味わう採れたてのカキは、まさに至福だ。詳しい営業期間は公式Facebookで確認を。カキが品切れになった時点で終了となるので、早めに足を運んでほしい。

  • ショッピング

道の駅みさき

大阪湾が見渡せる「道の駅みさき」。泉南郡岬町という、大阪府の中でも和歌山県にほど近い場所にあるので、その両所のおいしいものが揃っている。

直売所では、漁をした日に卸されるという新鮮な魚介をはじめ、地元で採れた野菜や自慢の「たこめし」や、スーパーではなかなか見かけないドレッシングなどを販売。ご当地アイスやスナックは、ローカル感のある愛らしいパッケージにも注目だ。

食堂も併設されており、ここでも地元の名物を提供。丼や麺類を中心にラインアップしているが、欲張りな人におすすめなのは「和歌山ラーメン&ミニしらす丼セット」だ。「ミニしらす丼」は350円を追加することで、近海でとれた「ミニ生しらす丼」に変更することも可能。さらにプラス50円で、生卵もトッピングできる。

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  • 日本料理

アヤコ食堂

大阪・岸和田が世界に誇るファッションデザイナー姉妹といえば「コシノ三姉妹」だ。2019年3月、彼女たちが育った家が、誰もが気軽に立ち寄れる食堂に大変身した。その名もずばり「アヤコ食堂」。三姉妹を育てた母の小篠綾子の名前を冠しただけあって、「お母ちゃん」の愛情が感じられるような温かい雰囲気の店である。

定食はメインを肉か魚から選ぶスタイルで、取材日のメインは「鮭の塩焼き」か「つくねハンバーグ」だった。価格は小鉢の数によって変わり、一番手頃な「梅」が3種類付きで940円。小鉢には、小篠家の食卓によく並んでいたという「鰯の炊いたん」や「玉子焼き」のほか、日によって変わるが、「肉じゃが」や「ほうれん草のおひたし」といった体にうれしい家庭の味が並ぶ。

2階はギャラリースペース(食事客のみ入場可)になっており、実際に使用されていたミシンやそろばん、思い出の写真などが展示されている。母と三姉妹の軌跡をたどれば、食事のおいしさもひとしおだろう。

  • Things to do

岸和田だんじり会館

細部に装飾が施され、「走る芸術作品」ともいわれるだんじり。現存する最古の岸和田型だんじりを展示し、祭礼の映像を大型マルチビジョンで流すなど、「岸和田だんじり祭」の全てが分かるテーマ館が「岸和田だんじり会館」だ。

だんじり大工や彫物師の匠を紹介する映像ライブラリーのほか、岸和田全町のはっぴやちょうちん、だんじりの飾りやその構造も展示。体験コーナーでは、だんじりの鳴り物や大屋根に乗る体験ができる。300年もの歴史がある岸和田だんじり祭の熱狂に触れたい。

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  • カフェ・喫茶店

ロジカ

大正時代から昭和時代の初めにかけて、紡績の街として栄えた樽井。樽井は赤れんがの製造も盛んであったことから、当時は赤れんが造りの紡績工場が多く建てられたのだという。そんな工場の一つをリノベーションして現代に残すのが、多目的スペースの「ロジカ(ROJICA)」だ。

約50人を収容できる空間は、広々としつつもどこか落ち着く雰囲気。高い天井には工場時代に使われていた滑車が残っており、当時の趣も随所に感じられる。スイーツ好きであれば、自家製ケーキは必食。特に「クリームチーズブラウニー」は甘さ控えめで、食後にもぴったりの一品だ。

  • Things to do

林昌寺

大阪府南部の泉南市にある寺院。奈良時代に、聖武天皇の祈願によって行基が建立したと伝わる。

坂を登った先で出迎えてくれるのは、日本を代表する作庭家・重森三玲が手がけた寺庭だ。重森は、京都府は東福寺の「本坊庭園」や、同じ大阪府内にある岸和田城の「八陣の庭」などが代表作として知られるが、ここ「林昌寺」では、山の斜面を生かした美しい庭を眺めることができる。春にはツツジやサツキ、夏には鮮やかな緑と、季節によって表情を変える庭を楽しみたい。

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  • カフェ・喫茶店

ベイクいこい

泉南市の住宅街にあるカフェ。多くの人がわざわざこの店に足を運ぶのは、店を営む河内姉妹が生み出すカラフルな「フルーツの世界」を体感するためである。

この店で楽しめるのは、サツマイモのほか、モモ、イチゴ、マンゴーといった季節のフルーツをふんだんに使用したスイーツだ。夏はかき氷、秋・春はクレープ、バタタ、ベニエといったメニューを展開する。

「本当に安心して食べられるものを」と、フルーツはもちろん、砂糖や薄力粉に至るまで食材は全て国産。思わずワッと歓声を上げてしまうような見た目もさることながら、選び抜かれた素材から生まれる深い味わいこそが同店の魅力である。

  • アート

大阪府立狭山池博物館

7世紀前半の飛鳥時代に造られた、日本最古のため池である史跡「狭山池」。狭山池の堤や出土した文化財などを保存・公開・活用するのが「大阪府立狭山池博物館」だ。

人の生命と財産を守ってきた治水灌漑(かんがい)の歴史と、その知恵と工夫の結晶である土木技術に関する資料や情報を収集し、展示を通じてその研究成果を発信している。

博物館は安藤忠雄による設計。斬新な外観とダイナミックな水庭の滝も見どころの一つだろう。

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  • Things to do

城蹟山無量寿院専稱教寺

南海電鉄高石市駅から徒歩約6分。住宅街の中にある整備された公園の眼前に浄土宗の寺、「城蹟山無量寿院専稱教寺」(通称「専稱寺」、せんしょうじ)がある。ここには元々、鎌倉時代後期に「綾井城」という名の城が建てられており、「岸和田城」と縁の深い場所だったそうだ。しかし、織田信長から豊臣秀吉の世に移った頃攻め落とされ、廃城になった。その後1544年、玄誉上人によって同寺が建立され、現在まで続いている。

四方にあった堀は今では門前のみになってはいるものの、城があったことを思わせてくれる。堀に架けられた橋を渡り、境内に入れば、1990(平成2)年に新しくなった本堂だ。本堂内では建立時から同寺にある阿弥陀(あみだ)如来像のほか、法然上人、善導大師の仏像を観賞できる。

  • Things to do

せんなん里海公園

自然を思い切り堪能したいなら「せんなん里海公園」へ。ここは、大阪府阪南市と岬町にまたがる海岸沿いの大きな公園。箱作海岸の「ぴちぴちビーチ」、淡輪海岸の「ときめきビーチ」に隣接していることから、春の潮干狩りや夏の海水浴に興じる人々でにぎわう。地元の人と海を結ぶ場所として親しまれている。

人工的に作られた「さとうみ磯浜」では、生き物の観察などの磯遊びが楽しめる。日本国内で唯一観覧席を設けたビーチスポーツの専用コートは、ビーチバレーやビーチサッカーといったスポーツイベントを多数実施。スケルトンカヤックに乗り、美しい海の世界を味わうのも最高だ。

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  • Things to do

美笹のゆ

大阪府貝塚市にある温浴施設。2019年に源泉を得た「積善温泉(しゃくぜんおんせん)」という天然温泉が流れている。この温泉名は、かつて存在した「積善寺城」をはじめとする同地の歴史に由来している。

浴場にはバラエティー豊かな風呂がラインアップ。地下約620メートルから湧き出た弱アルカリ性の「積善温泉岩風呂 療養泉」では、日頃の疲れをじっくり癒やしたい。滑らかな「シルク風呂」や気泡が体に付着する「人工炭酸風呂」、アヒルが浮かぶ「​​幼児遊楽風呂」など、さまざまなスパ体験を楽しもう。貸し切りの「家族風呂」(要予約)で思いっ切りはしゃぐのもいい。

  • Things to do

岸和田市五風荘

岸和田市指定有形文化財を、料亭としてリニューアルオープンした「岸和田市五風荘」。岸和田城堀の南側に位置する回遊式日本庭園を眺めながら、食事が楽しめる。

料理は、旬の食材をふんだんに使った「季節会席コース」をはじめ、「神戸牛しゃぶコース」「てっちり満腹コース」などの鍋料理も提供。1人から44人まで対応する個室があり、さまざまなシーンで利用できるだろう。

約7900平方メートルもの日本庭園は、3つの茶室や織田信長にゆかりがある「十三石の塔」など、見どころが多い。庭園のみの見学もできるので、気軽に訪れよう。

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  • トラベル

水間観音駅

「水間観音」への参詣鉄道である水間鉄道の終着駅。鉄筋コンクリート造平屋建ての駅舎は左右対称で、正面中央部を寺院のように造り、両端に円形平面の張り出し部を設けるなど、独特の外観をしている。

改札前など、駅舎内は吹き抜けの空間になっており、「卍(まんじ)くずし」をデザインした明かり窓から光が差し込む。大正時代に建設された、地域でも初期の頃の鉄筋コンクリート造りの建物は国の登録有形文化財に登録され、「近畿の駅百選」の認定駅にも選ばれている。

  • 音楽

アコースティック ライブ カフェ バー 小春

JR阪和線の熊取駅から徒歩6分のところにある、アコースティックライブが楽しめるカフェバー。毎週末にライブが企画されているほか、平日の夜には「オープンマイク」も定期的に開催されている。

オープンマイクとは、誰もが気軽に参加できるステージを開放したイベント。楽器を持ち込むことも、スタッフに演奏をリクエストして好きな曲を歌うこともできる。もちろん、聴くだけの参加も可能だ。「煮込みハンバーグ」や「グラタン」「ホットサンド」などといった店自慢の料理を味わいながら、歌う一人になったり、演奏に耳を傾けたりとおのおのの過ごし方で楽しもう。

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  • アート
  • 絵画

小林美術館

万葉の時代から「高師の浜」と呼ばれ、美しい松林の残る浜寺公園の隣に、2016年6月にオープンした私立美術館。横山大観、竹内栖鳳、上村松園など、文化勲章を受章した日本画家39人全員の作品を所蔵する。

近代日本画を中心に、藤田嗣治や小磯良平の洋画なども含め約400点を所蔵。テーマを設けた「特別展」と、四季折々の風情を味わえる「季節展」は、それぞれ季節ごとに年4回展示替え。展示室では作品を間近に見られるので、筆遣いや絵の具の輝きなど、絵画の魅力を存分に堪能しよう。週末だけでなく平日も学芸員による展示解説を行う。

  • Things to do

センナン ロング パーク

心と体をリセットするのに最適な場所である「センナン ロング パーク(SENNAN LONG PARK)/泉南りんくう公園」。大阪府泉南市の海岸沿いにあり、4つのエリアから構成される広大な敷地では、ビーチスポーツやフィットネスなど多彩なアクティビティを用意する。

例えば「マルシェエリア」では、岡田浦漁港とタッグを組んだ市場を週末に開催。鮮魚店やキッチンカーなど、泉州エリアの食材が一堂に会するイベントで、「泉南あなご」や「泉だこ」といった名物にも出合える。スケジュールやシーンに合わせて、思い思いの時間をカスタマイズしてみては。

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  • Things to do

ビッグ・アイ

大阪府堺市にある「国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)」。ユニバーサルデザインを採用した宿泊施設、点字メニューや食事を細かくしたきざみ食への対応など「食のバリアフリー」を実現したレストラン、多目的ホール、研修室が完備されており、さまざまなシーンで利用できる。

同施設の目的は「障がいのある人もない人も同じくいきいきと地域で活動できる社会の実現」だ。大阪府内の施設でアート展覧会、トークイベント、作品作りのワークショップを開催するといった芸術文化事業を積極的に展開している。

  • 音楽

泉佐野市立りんくう野外文化音楽堂

「関西国際空港」の対岸に位置するりんくうタウンエリアを活性化するために、2021年10月にオープンした「泉佐野市立りんくう野外文化音楽堂」。「りんくうアイスパーク」の芝生広場内にあり、日本の伝統芸能や音楽の公演、芸術などの活動、市民交流の場として利用される。

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  • 音楽
  • 音楽会場

泉佐野市立文化会館

音響効果の優れた音楽ホールとオーケストラピットを備えたプロセニアム形式のステージでクラシックやオペラ、演劇など幅広く利用できる「大ホール」と、講演会や映画会にも使用できる「小ホール」を兼ね備えた「泉佐野市立文化会館(エブノ泉の森ホール)」。そのほかにも「マルチスペース」「ギャラリー」「レセプションホール」などで、あらゆる展示会やパーティーにも対応する。

オーケストラのコンサートやミュージカル、映画の上映会などを主催。公演の前には同施設内の「レストラン 泉の森」で一息つくのもいいかもしれない。

  • 音楽
  • 音楽会場

泉大津フェニックス多目的緑地

「RUSH BALL」「OTODAMA〜音泉魂〜」など、数多くの野外コンサートが行われる「泉大津フェニックス多目的緑地」。産業廃棄物などで造成された埋め立て地で、9万6523平方メートルもの広大な敷地を有しており、芝生が整備されている。

イベント開催時以外は一般に開放されていないので、訪れる際は注意したい。また、火気の使用は厳禁だ。

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  • Things to do

スカイドーム 阪南

大阪の泉州エリア随一の夜景の穴場「阪南スカイタウン展望緑地」にオープンしたグランピング施設「スカイドーム(Sky Dome)阪南」。1棟貸し切りで、全12棟の大型ドームテントは、いずれも大阪湾の絶景が眺められる。

100平方メートルのドッグラン付きで、愛犬と泊まれるドームテントを2棟設置。屋外ジャグジー付きのラグジュアリーなドームテントも用意している。各テントの専用スペースでのキャンプファイヤーをはじめ、ボルダリング、テントサウナなどのアクティビティも楽しめる。

  • Things to do

水間寺 愛染堂

古くから厄除け観音として信仰される水間寺。その境内にある「愛染堂」は「お夏清十郎伝説」という恋愛成就の伝説が伝わる場所で、良縁や縁結びにご利益があるといわれている。

「お夏清十郎伝説」とは、今から約700年前の南北朝時代の話で、京の遣いで水間という村(現・貝塚市)にやってきた武士の山名清十郎と、村一番の美女として有名だったお夏が、身分の違いを乗り越え結ばれたというものだ。清十郎が村を出た後も彼を忘れられなかったお夏は、愛染堂が祭る縁結びの仏「愛染明王」に毎晩参拝に行っていたのだそう。お夏のように思い人がいるならば、必ず「愛染明王」にお参りをしたい。

ちなみに、見事結ばれた清十郎とお夏は、愛染堂の前庭の横で今も眠っている。この伝説のような結末を望むのなら、お夏が2人の名前を書いて結び文をしたという「愛染椿」や、少し離れた裏山(水間公園内)にある縁結びの橋「愛染橋」も見逃せないスポットだ。2017年には「恋人の聖地」にも選定された愛染堂で、良縁を願おう。

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