都内でも3番目に境内が広い「大宮八幡宮」で開催される祭り。2024年で31回目を迎え、初冬の風物詩になっている。西永福の商店街や同宮表参道入り口から社殿前まで続く、「花笠踊り」のパレードが見ものだ。
花笠踊りとは山形発祥で、菅笠(すげがさ)に赤い花飾りを着けた花笠(はながさ)を手にし、音頭に合わせて街を練り歩く。「やっしょ、まかしょ」のにぎやかな掛け声が踊りを盛り上げる。独特の囃子(はやし)に体がうずけば、飛び入り参加もできる。
また、参道には山形の農産物の特産品や露店が立ち並び、名物の芋煮や山形の地酒、おでん、ラムステーキなどを配布するチャリティーを実施。募金箱を設置しており、集まった募金は「杉並区社会福祉協議会」に全額寄付する。
同宮の近くには善福寺川が流れ、和田堀公園が広がる。川に沿って善福寺川緑地が続いているので、帰路に散歩するのもおすすめだ。
※10~15時/入場は無料