デジタルメディアのビジネスモデルが成り立つのであれば、雑誌が同じモデルへと転換したとしても、おかしくはない。2004年7月に創刊された『R25』がその成功例だろう。あくまで公称ながら一時は55万部を発行したとされる。
それに先立ち2003年1月に登場したのが今回取り上げる『メトロポリターナ』。サンケイリビング新聞社とその親会社、産経新聞社により2003年1月に創刊された女性向けフリーペーパーだ。知名度は『R25』に劣るが、東京メトロの各駅に配布されるモデルを先んじて確立。現在も生きながらえている点として、一瞬で燃え尽きて姿を消した『R25』よりも、フリーペーパーとして、むしろこちらを評価すべきだろう。