日本の奇祭の一つとして有名な「悪口(あくたい)祭り」が、栃木県にある「大岩山毘沙門天」でおおみそかに開催される。江戸時代から続く歴史ある祭りで、悪口を言いながら行列で山道を登るという、何とも珍しい体験ができる。
参加者は山頂の本堂を目指しながら「ばかやろう」などと言った悪口を言い、一年の間にたまった鬱憤(うっぷん)を晴らしたり、厄を落としたりする。普段言えなかったことをここで吐き出して、すっきりとした気持ちで新年を迎えられるだろう。ただし「びんぼう」など、「ぼう」の付く言葉は言ってはいけないとされるため、それ以外の悪口で日頃のストレスを発散してほしい。
当日は、騒音測定器を使った「悪口大声コンクール」や、神酒を額から滝のように受け「大盃」を飲み干す「滝流しの式」も開催予定なので、併せてチェックしよう。コンクールで1位に輝くと賞金1万円がもらえるので、ぜひ参加してみては。
※22時30分〜/参加は無料