

2024年11月、亀有駅前の高架下に「スクワット 亀有アートセンター(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)」(以降SKAC)が誕生した。 設計したのは、中村圭佑が率いる設計事務所「DAIKEI MILLS」。同社が手がける「SKWAT」プロジェクトの一環で、アパレル店舗やオフィスといった固有の目的を持った空間では表現しきれない志向性を大々的に広げていく活動舞台の一つだ。
SKWATはこれまでも、南青山や「渋谷パルコ(PARCO)」などさまざまな場所で展開し、話題を集めてきた。
今回SKWATが手がけたSKACは、レコードショップ、アートブック専門店、カフェ、オフィスが併設している。エントランスを入るとまず出迎えるのは、レコードやプレイヤー。奥にはアートブックがずらりと陳列されている。通路は広くベビーカーを押している人、犬連れで歩く人など、国籍・性別・世代を超えて幅広い人が気軽に集うスポットになっていた。
地域の人の憩いの場から、文化的な人々のディスティネーションとしてまで、多様な機能を持つ文化空間なのだ。
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